レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年10月27日
- 登録日時
- 2010/10/27 19:16
- 更新日時
- 2010/11/18 12:04
- 管理番号
- 相橋-H22-082
- 質問
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解決
正一位稲荷大明神の「正一位」とは何か知りたい。
- 回答
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①のp32-35に「正一位」について「…稲荷社を勧請する場合は、そのご神体に正一位の神階を書き加えることを勅許いただいたので、と記されています。」などの記述があることから「正一位」とは「神階」のひとつであると思われる。①の資料の複写物を提供した。
- 回答プロセス
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市内OPACでキーワードを“稲荷大明神”や“稲荷神社”にして検索するが見つからなかった。
神社関係の資料で由来などが載っていそうなものを棚から探して次の資料を見つけた。
『神社辞典 新装普及版』白井永二/編 東京堂出版1999(自館請求記号:R175)
稲荷大明神については載っていなかった。
自館OPACでキーワードを“神社”にして検索すると次の資料が見つかった。
『知っておきたい日本の神様』武光誠/著 角川書店 2005(自館請求記号:B175.9)
『神社の由来がわかる小事典』三橋健/著 PHP研究所 2007(自館請求記号:S175.9)
上記2点の資料にも稲荷大明神についての記載はなかった。
一般書のある棚で神社関係の資料を探した。
『ニッポン神社紀行』大野芳/著 講談社 2007(自館請求記号175.9)
『神社と神道がわかるQ&A』三橋健/編 大法輪閣 2008(自館請求記号:170)
上記2点の資料にも稲荷大明神についての記載はなかった。
市内OPACでキーワードを“稲荷”にして調べる本に絞って検索し次の資料を見つけた。
①『稲荷信仰事典』山折哲雄/編 戎光祥出版 1999(自館請求記号:R387)
p32-35に「正一位稲荷大明神」について次のように記述がある。
「…天慶五年(九四二)四月、ついに「正一位」にまでのぼりつめました。」
「…年老いた狐が伏見へ行き、正一位の位を受けて帰って来たので、以後額に「正一位稲荷大明神」と記すようになった、という流説があったことを記しています。」
「…稲荷社を勧請する場合は、そのご神体に正一位の神階を書き加えることを勅許いただいたので、と記されています。」
以上の記述から、「正一位」とは「神階」であることがわかるので①の複写物を提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 9版)
- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
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- 『神社辞典 新装普及版』白井永二/編 東京堂出版1999 (自館請求記号:R175)
- 『知っておきたい日本の神様』武光誠/著 角川書店 2005 (自館請求記号:B175.9)
- 『神社の由来がわかる小事典』三橋健/著 PHP研究所 2007 (自館請求記号:S175.9)
- 『ニッポン神社紀行』大野芳/著 講談社 2007 (自館請求記号175.9)
- 『神社と神道がわかるQ&A』三橋健/編 大法輪閣 2008 (自館請求記号:170)
- 『稲荷信仰事典』山折哲雄/編 戎光祥出版 1999 (自館請求記号:R387)
- キーワード
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- 正一位稲荷大明神
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000072809