各年に開催された展覧会名は『日本美術年鑑』(国立文化財機構東京文化財研究所/編)などの美術年鑑類で知ることができますが入館者数の記録を掲載した資料を見つけることができませんでした。
なお、各美術館等の「年報」「概要」で年度ごとの展覧会名、入場者数などはわかります。
しかし、館により年報の内容に違いがあり必ずしも入館者数を記録、掲載しているとはいえません。また、当館での美術館等の年報、概要類の所蔵範囲は一定ではありません。
雑誌記事索引で検索すると、最近の数字については雑誌『美術の窓』(生活の友社)で以下のように2004年開催分から入場者ランキングを掲載していることがわかりました。
2004年開催展覧会入場者ランキング ベスト30 (2005年2月号p21)
2005年展覧会入場者数ランキング ベスト30 (2006年2月号p70)
2006年展覧会入場者数ランキング ベスト45 (2007年2月号p28-31)
2007年展覧会入場者数ランキング ベスト50 (2008年2月号p60,61)
2008年展覧会入場者数ランキング ベスト50 (2009年2月号p68-70)
2009年展覧会入場者数ランキング ベスト55 (2010年2月号p83-86)
2010年展覧会入場者数ランキング ベスト53 (2011年2月号p93-96)
『社会教育調査報告書』(文部省 昭和30年版) p33に昭和29年度の美術博物館(合算)の入館者数(全国)があります。
この『社会教育調査報告書』は昭和30年から3年~5年毎に発行されています。
近畿では、京都府発行の『京都府統計書』が平成4年から府立博物館、美術館等利用状況の記載があります。
大阪府では、『大阪府統計年鑑』(大阪府総務部統計課 昭和34年版) p417の大阪市所管主要文化施設等の利用数の中に大阪市立美術館の記載があります。
以後、平成20年度まで毎年発行されています。
近畿地方では上記の京都府、大阪府以外では美術館の利用状況の記載はありませんでした。
個々のデパートの出版物を見ましても日本画展に該当する展覧会は出てくるのですが入場者数の記載はありませんでした。