レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年08月18日
- 登録日時
- 2016/10/20 16:36
- 更新日時
- 2017/01/04 16:23
- 管理番号
- 埼熊-2016-062
- 質問
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解決
安曇野にある神社の9月末の大祭は船が主役で行われるようだが、その内容を知りたい。
- 回答
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安曇郡にある穂高神社の9月27日・28日に行われる「御船祭り」が該当の祭りと推測される。内容の記述のある資料を紹介した。
『歴史を運んだ船 神話・伝説の実証』(茂在寅男著 東海大学出版会 1984)
p81-84「山の中の船祭り」に祭りの内容について記述あり。
『日本の古代 8 海人の伝統』(岸俊男〔ほか〕編集 中央公論社 1987)
p191-195「御船祭に偲ぶ海の祭儀」に穂高神社のお船祭について記述あり。後述する『日本歴史地名大系 20』「御船祭」の項の引用もあり。
『長野県史 民俗編 第5巻 総説 〔1〕 概説』(長野県編 長野県史刊行会 1991)
p715-716「穂高のお船祭り」に穂高神社のお船祭りの内容の記述あり。
『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』(一志茂樹〔ほか〕編集 平凡社 1979)
p48「安曇郡」の項に「郡の中央に安曇氏の奉斎する「延喜式」神名帳記載の名神大社穂高神社が所在している。」とあり。
p673-674「穂高神社」の項のp674に「御船祭」の項あり。17行にわたって内容の記述あり。出典は「穂高神社史」。
『角川日本地名大辞典 20 長野県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編纂 角川書店 1990)
p1001-1002「穂高神社(ほだかじんじゃ)」の項に「南安曇郡穂高町穂高にある神社。(中略)神事には、お船祭とお奉射祭がある。お船祭りは9月27・28日に行われ、お船・風流・船鉾とも呼ばれ、正徳4年以前から大人船2艘が出、幕末頃からは子供船3艘も加わった。船上には穂高人形が飾られるが、正遷宮・小遷宮の年には境内に舞台を造り、等身大の穂高人形飾物が奉納される。(後略)」とあり。
- 回答プロセス
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1 安曇野の関連資料にあたる
2 穂高神社を調べる
3 長野県史を確認する
『長野県史 民俗編 第3巻 2 中信地方 仕事と行事』(長野県編 長野県史刊行会 1989)
p630「穂高町穂高」に穂高神社の祭神や大祭(「本宮例大祭九月二十六日、二十七日」)の記述あるが、内容については記述なし。
4 自館目録を全項目〈穂高神社〉で検索する
『折口信夫全集 17 春来る鬼・仇討ちのふおくろあ』(折口信夫[著] 折口信夫全集刊行会編纂 中央公論社 1996)
p379-380「穂高神社の祭り」を収録しているが、祭りの内容については記述なし。「信濃の奥、北安曇、穂高明神の穫り入れ祭りの村はずれ。」とのみ。
5 《Google ブックス》(https://books.google.co.jp/ Google)を〈穂高神社 & お船〉で検索する
『日本の神々と社』(読売新聞社 1990)
p177「神社の主要な祭一覧」に「奥宮お船祭」「穂高神社」「長野県」「南安曇郡安曇村」とあるのみ。日程が「10月8日」になっている。
インターネット、データベースの最終アクセス日は2015年8月15日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 9版)
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
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- 『歴史を運んだ船 神話・伝説の実証』(茂在寅男著 東海大学出版会 1984) , ISBN 4-486-00817-0
- 『日本の古代 8 海人の伝統』(岸俊男〔ほか〕編集 中央公論社 1987) , ISBN 4-12-402541-6
- 『長野県史 民俗編 第5巻 総説 〔1〕 概説』(長野県編 長野県史刊行会 1991)
- 『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』(一志茂樹〔ほか〕編集 平凡社 1979) , ISBN 4-582-49020-4
- 『角川日本地名大辞典 20 長野県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編纂 角川書店 1990) , ISBN 4-04-001200-3
- キーワード
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- 安曇野(アズミノ)
- 穂高神社-安曇野市
- 御船祭-長野県
- 祭礼
- 神事
- 船祭り
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000198513