レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年12月28日
- 登録日時
- 2005/12/28 15:49
- 更新日時
- 2010/02/12 13:43
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- 宮県図レファ05-0032
- 質問
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解決
参勤交代時の大名行列で「下に、下に」と先導の者が掛け声をかけたことになっているが、全大名がそうしたのか。
一日に進む距離から考えるとむずかしいのではないか。
- 回答
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大名による違いではないが、全行程で声をかけていたのではなく、通行区間によって「下に」の声をかけて歩く場所が決まっていた。
- 回答プロセス
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『参勤交代道中記』 p102
「行列は道中を常に「下ニイ」(「下に居まっせえ」)の警蹕の声と共に、歩調を整え整然と進んでいた訳ではない。野間では鎗を肩にかけ、隊伍を崩して気楽で自由な足取りになった。(中略)しかし、大きな宿場や要衝の場所にある宿場、城下、関所などを通る時は、「行列を建てる」と言って警蹕の声と共に、乱していた隊形を整え、笠は被り直し、足並みを揃え、騎馬の定位置にいる士は騎乗し、肩にかけていた鎗を立てた。」
『ビジュアル・ワイド江戸時代館』 p68~69
「このようなときの行列の本隊には、武士なら蹲踞、百姓・町民なら土下座する必要があった。参勤の道中は、他藩の領地を通行することになる。そのため、その地の領主に挨拶をしたり、領主からねぎらいの使者がきたりする。道中でも、江戸と同様の社交が繰り広げられていたのである。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 『大名と旗本の暮らし』 (平井 聖監 学研 2000) (『ビジュアル・ワイド江戸時代館』 (小学館 2002) )
- 『参勤交代道中記』 (忠田敏男 平凡社 2003)
- キーワード
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- 参勤交代
- 大名行列
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 日本史
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000026940