レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年12月16日
- 登録日時
- 2021/07/15 13:52
- 更新日時
- 2022/01/25 10:22
- 管理番号
- 埼熊-2021-020
- 質問
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解決
「浮生六記」に関する研究書を探している。
- 回答
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以下の資料とインターネット情報を紹介した。
1 図書
『中国文学のたのしみ』(松枝茂夫著 岩波書店 1998)
p37-46「『浮生六記』の魅力」の項に、著者の訳書『浮生六記 浮生夢のごとし』(沈復作 岩波書店 1981)の解説改題あり。
『中国古典文学大系 第56巻』(松枝茂夫編 平凡社 1969)
p337-403「浮生六記」の項に記述あり。
p488-489松枝茂夫著「『浮生六記』について」あり。
『中国法制史研究 [第4] (法と慣習・法と道徳)』(仁井田陞著 東京大学東洋文化研究所 1964)
p564-581「法と道徳 第4章 舊中國社會の義理と人情 ―浮生六記を主題として―」あり。章末の注(1)に、「「浮生六記」について中川善之教授の所見が発表されている(が執筆者未見)」、「「浮生六記」に言及したものとして、仁井田「中國社會と兄弟的仲間結合構造 -浮生六記と水滸傳」(随筆中國第三冠 昭和二三年四月七頁以下)、同「中國法制史」(岩波全書昭和二七年六月二三頁)などがある」とあり。
『世界ノンフィクション全集 33』(中野好夫[ほか]編 筑摩書房 1961)
p317-437石田貞一訳の『浮生六記』が収録されている。
p441-442上記作品に対する桶谷繁男著の「解説」あり。
2 インターネット情報
《大阪大学リポジトリ》(https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/?lang=0 大阪大学)池間里代子著「『浮生六記』にみえる花論 : 『紅楼夢』と比較して」(「中国研究集(57)」 大阪大学中国学会 p41-60 2013.12 https://doi.org/10.18910/58633)
『浮生六記』の花論について記述あり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を確認する。
『中国学芸大事典』(近藤春雄著 大修館書店 1980)
p690「ふせいろくき 浮生六記」の項に、参考文献として仁井田陞著の『浮生六記』と藤井正夫著の『沈復と芸娘』あり。
2 自館目録を〈浮生六記〉〈著者名:松枝茂夫〉で検索する。
3 《国会図書館オンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/国会図書館)を〈浮生六記〉〈浮生六記 & 仁井田陞〉検索する。
4 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈浮生六記〉〈松枝茂夫〉〈仁井田陞〉〈沈復〉〈中川善之〉で検索する。
5 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈浮生六記〉〈沈復〉〈藤井正夫〉検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年12月16日。
- 事前調査事項
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『浮生六記 浮生夢のごとし』(沈復著 松枝茂夫訳 岩波書店 1981)
- NDC
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- 中国文学 (920 9版)
- 参考資料
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- 『中国文学のたのしみ』(松枝茂夫著 岩波書店 1998) , ISBN 4-00-001384-X
- 『中国古典文学大系 第56巻』(松枝茂夫編 平凡社 1969) , ISBN 4-582-31256-X
- 『中国法制史研究』(仁井田陞著 東京大学東洋文化研究所 1964)
- 『世界ノンフィクション全集33』(中野好夫[ほか]編 筑摩書房 1961)
- キーワード
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- 中国小説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000301815