レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年07月06日
- 登録日時
- 2010/07/06 15:12
- 更新日時
- 2010/07/06 15:12
- 管理番号
- 牛久-504
- 質問
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解決
(「雨降れば 堰関を越ゆる水分けて 安く諸人 降り立ち 植ゑし群苗 その稲よ まほに栄えぬ」
と書かれた紙をお持ちになり、)この文は本居宣長が作った歌に、高橋愛次が「伊呂波歌考」という著作の中で
漢字をあってて発表したものだが、元になっている歌を見たい。
- 回答
-
あめふれは ゐせきをこゆる
みつわけて やすくもろひと
おりたちうゑし むらなへ
そのいねよ まほにさかえぬ
- 回答プロセス
-
①自館OPACで「伊呂波歌考」をタイトル検索。→ヒットせず。
②Googleで「高橋愛次 伊呂波」をキーワード検索。
→“本居宣長の暗号「山上憶良」”というサイトが見つかる。
上記サイト内に「鈴屋歌集五之巻」に「同しもしなき四十七もしの歌」この歌に漢字を当てたのは
高橋愛次「伊呂波歌考」」と記述があった。
③自館OPACで「鈴屋歌集」をタイトル検索。→ヒットせず。
④茨城県図書館ネットワークで同様に検索するもヒットせず。
⑤確認のため、本居宣長記念館のサイトで歌集の名前を確認。→「鈴屋集5の巻」とあり。
⑥自館OPACで「鈴屋集」をタイトル検索。
→「本居宣長全集 第15巻」(本居宣長/筑摩書房/1969)がヒット。
→p91に「雨降れば・・・」の歌あり。質問者に提示してレファレンス終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本思想 (121 8版)
- 参考資料
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- 「本居宣長全集 第15巻」(本居宣長/筑摩書房/1969)
- キーワード
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- 本居宣長
- 伊呂波歌考
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 一般男性
- 登録番号
- 1000068795