レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年2月25日
- 登録日時
- 2011/03/26 02:00
- 更新日時
- 2011/03/27 12:26
- 管理番号
- OSPR11020035
- 質問
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松尾芭蕉が箕面に来て詠んだ句について、誰と詠んだものなのか再確認したい。
以前『校本芭蕉全集第5巻連句篇(下)』p31(大阪府立図書館所蔵)に、元禄5年「破風口に・・・」で始まる連歌の中で22番目に箕面で詠んだ句があり、それは山口素堂との連句だったと記憶している。間違いないか事実確認をしてほしい。
- 回答
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「破風口に…」に始まる連句は山口素堂とのものです。
『校本芭蕉全集第5巻連句篇(下)』29頁の頭注に「元禄五年の夏(六月頃)、庵近くすむ素堂と納涼の折々こころみた和漢俳諧の両吟歌仙であるが」と書かれています。
22番目が「箕面の滝や玉を簸らん 蕉」です(31頁)。
なお、同書には「山口」とは書かれていませんが、29頁の頭注に『三日月日記』を底本としたことが記載され、『俳文学大辞典』(角川書店 1995)510頁の「素堂」の項に「本名、山口信章」「芭蕉との交遊は『芭蕉庵三ヶ月日記』などで知られるように続いた」と書かれています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 『俳文学大辞典』(角川書店 1995)(ページ:510)
- キーワード
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- 大阪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪,地名・地域
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000083247