レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/01/07
- 登録日時
- 2023/02/01 00:30
- 更新日時
- 2023/02/01 00:30
- 管理番号
- 6001059451
- 質問
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解決
唐金梅所(からかねばいしょ)について知りたい。
- 回答
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次の資料に記載があった。
■『新修泉佐野市史 2・3 通史編近世 通史編近代現代』(泉佐野市史編さん委員会/編集 清文堂出版 2009.3)
「7 近世泉佐野地域と朝鮮通信使 2 唐金梅所と朝鮮通信使」(p.164-170)
・「梅所は、名は興隆、字は孟喜、喜右衛門(後に総左衛門)と称している。姻戚関係にある食野家同様、江戸時代初期から廻船業を営んていて、同家の隆盛は、井原西鶴の『日本永代蔵』巻一や、『摂陽奇観』などにもみえる。商人として活躍するいっぽう、文人・学者のパトロン、そして彼自身詩人としての側面ももっていた。」等の記載がある。(p.164)
■『泉佐野市史』(柴田実/編纂 泉佐野市役所 1958.5)
・「第五章 封建社会の繁栄 第四節 元禄期の佐野文化 唐金梅所」(p.281-283)
「梅所は通称を喜右衛門といい、諱は興隆、字を孟喜といった。梅所と号したのは常に梅を愛したからであるといわれる。延宝三年(一六七五)六月十八日、食野尚右衛門尚賢の子と生れ、後出でて唐金の一門喜右衛門了誓の養子となり、その家業を継いだ。従って梅所は佐野の名門に生れ、その全盛期に日々を送った人で、誠に当時の佐野文化を代表するにふさわしい人物であったと云えよう。」として、梅所について詳しい記載がある。
■『国書人名辞典 第1巻 あ-か』(市古貞次/[ほか]編 岩波書店 1993.11)
・「唐金梅所」の項(p.524)があり、生没や家系、経歴について記載されている。
■『日本古典文学大辞典 第5巻 は‐め』(日本古典文学大辞典編集委員会/編 岩波書店 1984.10)
・「梅所詩稿」の項(p.34)に「作者小伝」があり、唐金梅所について記載されている。
■『大阪名家著述目録』(大阪府立図書館 1914)
p.49に「唐金梅所」の項がある。
■『黄檗文化人名辞典』(大槻幹郎/[ほか]編著 思文閣出版 1988.12)
「唐金梅所」の項(p.71-72)
□『諸家人物誌 2巻』(南山道人/纂述 高橋平助 [ほか] 寛政12(1800))
国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開(保護期間満了))
・「唐金興隆」61丁ウ(67コマめ)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2543323/1/67
唐金梅所について論じられている資料は次のとおり。
■『食野家関係史料 第1集』(佐野史談会 1950)
池田谷久吉「唐金興隆」(p.71-73)
■『食野家関係史料 第2集 文芸篇』(佐野史談会 1952)
近藤朴斉「唐金興隆」(p.20-23)
[事例作成日:2023年1月7日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 新修泉佐野市史 2・3 泉佐野市史編さん委員会∥編集 清文堂出版 2009.3 (164-170)
- 泉佐野市史 柴田/実∥編纂 泉佐野市役所 1958.5 (281-283)
- 国書人名辞典 第1巻 市古/貞次∥[ほか]編 岩波書店 1993.11 (524)
- 日本古典文学大辞典 第5巻 日本古典文学大辞典編集委員会∥編 岩波書店 1984.10 (34)
- 大阪名家著述目録 大阪府立図書館 1914 (49)
- 黄檗文化人名辞典 大槻/幹郎∥[ほか]編著 思文閣出版 1988.12 (71-72)
- 食野家関係史料 第1集 佐野史談会 1950 (71-73)
- 食野家関係史料 第2集 佐野史談会 1952 (20-23)
- https://dl.ndl.go.jp/pid/2543323/1/67 (国立国会図書館デジタルコレクション 『諸家人物誌 2巻』(南山道人/纂述 高橋平助 [ほか] 寛政12(1800)) 「唐金興隆」)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,人物・団体
- 質問者区分
- 業務
- 登録番号
- 1000328288