レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/11/27
- 登録日時
- 2015/02/14 00:30
- 更新日時
- 2015/02/14 00:30
- 管理番号
- 6001007081
- 質問
-
未解決
室町時代から江戸時代初期にかけての染色と織物について調べています。
この時代、河内では機織、堺では染めが盛んだったとききました。
河内で織られていた織物や、堺の染めについてどんなものがあったのか知りたいです。
河内木綿などの、木綿栽培事情についてもわかる資料があれば教えてください。
よろしくお願いします。
- 回答
-
当館のDB「大阪文献データベース」で「織物」をキーワードに検索したところ、以下の1件がヒットしました。
(【 】内は、当館の請求記号です。)
・三輪勝彦「河内の織物と河内木綿に就て」(『上方86』71-73頁 1938【雑/468】)
「一、上代の河内織物」では、「…ともかく此の地方に錦部が居り盛んに朝廷御用の錦を織り出したことは確かで、上代の錦を河内錦と総称した位である。」と書かれています。以下は、「二、本邦木綿の起源」「三、河内木綿」となっています。
残念ながら、室町時代から江戸時代初期に河内で織られていた織物や堺の染めについて書かれた資料はなかなか見つかりませんが、河内木綿に関する資料であればいくつか所蔵しております。以下は一例です。
・『河内木綿史』(武部善人/著 吉川弘文館 1981)
※綿の伝来から綿作、河内木綿生産と発展過程等が書かれています。著者の武部善人氏は、事前調査事項でも挙げておられるように、河内木綿に関する著作(論文を含む)が多数書いておられるようです。
・「河内の綿作りと木綿生産」(『河内木綿関係資料集1』八尾市教育委員会 2002)
※河内木綿に関するごく基本的な文献史料が紹介されています。
・『河内木綿:歴史と資料』(八尾市文化財調査研究会 2007)
※八尾市立歴史民俗資料館の開館20周年記念特別展の図録。
・『河内木綿:綿から木綿ができるまで』(八尾市文化財調査研究会 2013)
※八尾市立歴史民俗資料館の平成25年度特別展の図録。
・『河内木綿と大和川』(山口之夫/著 清文堂出版 2007)
上記資料は、「国立国会図書館サーチ」で当館以外の所蔵館を検索していただけます。
また、前出の「大阪文献データベース」や国立情報学研究所のDB「GeNii」で、「河内木綿」等をキーワードに検索していただければご参考になるような資料が見つかるかも知れません。
その他、八尾市立歴史民俗資料館の「河内木綿関係参考文献(「河内木綿の部屋(5))」もご参考までに紹介させていただきます。
[事例作成日:平成27年1月20日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『日本木綿史の研究』武部善人著
- NDC
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- 繊維工学 (586 8版)
- 参考資料
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- 河内木綿史 武部/善人∥著 吉川弘文館
- 河内の綿作りと木綿生産 八尾市立歴史民俗資料館∥編集 八尾市教育委員会 (「河内の綿作りと木綿生産」)
- 河内木綿 八尾市文化財調査研究会∥編集 八尾市文化財調査研究会
- 河内木綿 八尾市文化財調査研究会∥編集 八尾市文化財調査研究会
- 河内木綿と大和川 山口/之夫∥著 清文堂出版
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000167684