レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月31日
- 登録日時
- 2017/07/26 15:20
- 更新日時
- 2020/02/25 12:43
- 管理番号
- 2017-033
- 質問
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解決
①1980(昭和55)年度から1983(昭和58)年度についての、同志社大学の
・春期、夏期、冬期の休暇期間
・試験期間
がいつからいつまでだったか知りたい。
②1980年度の後期試験については、学生運動が激しくなったため、試験がなくなりレポートのみになった。
レポートを郵送で提出した記憶がある。
そのように変更が行われた経緯が知りたい。
また、試験期間そのものがなくなり、休暇期間が増えたという記憶もある。
大学のスケジュールが実際どうだったのか知りたい。
- 回答
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本学図書館所蔵の下記資料でご確認いただけます。
①休暇期間・試験期間について
『同志社大学 履修要項』1980年度~1983年度の「学年暦」のページに掲載されています。
②1980年度の後期試験(学年末試験)がレポートになった経緯、および実際の大学のスケジュールについて
『学生部年報』1980年度に、時系列で経過の記録があります。
『同志社大学広報』臨時163~165号に、当時の説明や学長の所信表明が掲載されています。
『同志社タイムス』333号(1981年2月15日)にも関連の記事が掲載されています。
これらによれば、冬休みが12月15日~1月6日となっています。
また、「レポート実施要領」が1月10日に学生に届けられ、2月5日が提出の締切となっています。「レポート出せば春休み」ともあります。
詳しくは回答プロセスをご覧ください。
- 回答プロセス
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①休暇期間・試験期間について
1.『同志社大学 履修要項』同志社大学 1980年度~1983年度
各学部の履修要項をまとめて製本した資料。
「学年暦」のページに、休暇期間・試験期間が掲載されている。
②昭和55年度の後期試験(学年末試験)がレポートになった経緯、レポート提出期間
1.『学生部年報』同志社大学学生部
1980年度 第1章 学生部概要 1.1980年度年誌(p.1~p.12)
「1980年度年誌」は、できごとを時系列で示した表。
p.10~p.11に、以下のことが書かれている。
1980年12月13日 12月15日から当分の間、休講にすることを決定
12月14日 京都・朝日・読売の3紙上で、休講を学生に告示
12月15日 休講を学内掲示
広報臨時164号により、休講の措置をとった経緯を説明
12月22日 12月15日から1月6日までを冬期休暇と決定
12月23日 広報臨時165号により、学年暦変更などについて所信表明
→広報により経緯説明、所信表明とあったので、広報を確認。
2.『同志社大学広報』同志社大学広報委員会
・臨時163(1980年12月15日)
15日より当分の間、全学休講の旨が書かれている。
・臨時164(1980年12月16日)
学長名で、休講措置をとった経緯の説明がされている。
・臨時165(1980年12月22日)
学長名で、「学年暦変更について」「今回の学費改訂にあたって」「大学の自治について」述べられている。
3.『同志社タイムス』同志社校友会 333号(1981年2月15日)
・5面右下「大学は変則日程 後期試験→レポートに」
「後期試験は、大学が休校となったため、レポートに切りかえられました」
「十二月十五日から一月六日までは冬休み」
「レポートの実施要領は一月十日(土)に各学生の自宅に届けられたのですが、十二日の月曜日、早くも図書館は朝から学生がどっとおしかけ満員御礼」
・4面上「キャンパスの四季 もう2月 レポート出せば冬休み」
「図書館をのぞいてみたら、二月の五日〆切のすべてのレポートを書き上げるために……」と図書館の様子が書かれている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 大学.高等.専門教育.学術行政 (377 9版)
- 参考資料
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- 同志社大学編. 同志社大学履修要項 1980年度-1983年度. 同志社大学. (本学書誌ID:SB10007176)
- 同志社大学学生部 [編]. 学生部年報 1980年度. 同志社大学学生部. (NCID:AA12504426)
- 同志社大学広報 臨時163-165号. [同志社大学]総務部庶務課. (NCID:AN10139977)
- 同志社タイムス 333号. [同志社校友会]. (本学書誌ID:SB10008510)
- キーワード
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- 同志社大学
- 学年暦
- 学生運動
- 同志社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 同志社
- 質問者区分
- 学外者
- 登録番号
- 1000219288