レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/08/30
- 登録日時
- 2023/11/22 00:30
- 更新日時
- 2023/11/22 00:30
- 管理番号
- 6001062317
- 質問
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解決
マーク・トウェインの「キャラベラス郡の名高い跳び蛙」が日本で翻案された「賭け馬鹿の三吉」という作品を読みたい。
- 回答
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『賭け馬鹿の三吉』は次の資料に収録されている。
■『雑誌童話 [復刻版]』6(5)(岩崎書店 1925.5)
「賭け馬鹿の三吉」p.92-98
■『日本文芸童話集 中 (小学生全集 ; 15)』(菊池寛/編 [他] 興文社 昭和3)
)「国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館内/図書館・個人送信限定)」(2023/8/30現在)
「賭け馬鹿の三吉」p.202-213 (106-111コマ)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1717280/1/106
※日本で翻案された「賭け馬鹿の三吉」について
■『マーク・トウェイン文学/文化事典』(亀井俊介/監修 朝日由紀子/[ほか]編集委員 彩流社 2010.10)
「日本 翻案」(p.363-364)に次の記載がある。
「また大正期には、短い作品であるが、相馬泰三が『賭け馬鹿の三吉』(1925)として『キャラヴェラス郡の名高い跳び蛙』を日本化した童話風の翻案を著わしている。」(p.364)
■『マーク・トウェインと日本:変貌するアメリカの象徴』(石原剛/著 彩流社 2008.3)
「第4章 大正期児童文学運動とマーク・トウェイン(2)ー千葉省三の『童話』を中心に 相馬泰三『賭け馬鹿の三吉』(一九二五年)と『跳び蛙』」(p.150-155)
「『虎ちゃんの日記』が掲載されたのと同じ年の一九二五年、もう一つのトウェイン作品の翻案が『童話』に掲載された。トウェインの出世作『その名も高きカラヴェラス郡の跳び蛙』(“The Celebrated Jumping Frog of Calaveras County”)(一八六七年)の翻案、相馬泰三の『賭け馬鹿の三吉』である。」(p.151)
※相馬泰三について
■『日本近代文学大事典 第2巻 人名』(日本近代文学館/編 講談社 1977.11)「相馬泰三」p.256-258
「明治一八・一二・二九~昭和二七・五・一五(1885~1952)新潟県中蒲原郡庄瀬村(現・白根市)生れ。本名退蔵。」
■『マーク・トウェインと日本:変貌するアメリカの象徴』(石原剛/著 彩流社 2008.3)
「作者の相馬泰三(一八八五-一九五二)は、新潟県出身で早稲田の英文を中退し、唯一の長編で自然主義的作風の『荊棘の道』(一九一八年)を著したことで、当時はそれなりに知られた作家であった。」(p.151)
[事例作成日:2023年8月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (933 10版)
- 小説.物語 (913 10版)
- 参考資料
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- 雑誌童話 [復刻版] 復刻版 岩崎書店 第6巻 第5号 (92-98)
- マーク・トウェイン文学/文化事典 亀井/俊介∥監修 彩流社 2010.10 (364)
- マーク・トウェインと日本 石原/剛∥著 彩流社 2008.3 (151)
- 日本近代文学大事典 第2巻 日本近代文学館∥編 講談社 1977.11 (256-258)
- https://dl.ndl.go.jp/pid/1717280/1/106 (国立国会図書館デジタルコレクション『日本文芸童話集 中 (小学生全集 ; 15)』(菊池寛/編 [他] 興文社 昭和3)(2023/8/30現在))
- キーワード
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- マーク・トウェイン(マークトウェイン)
- 相馬泰三(ソウマタイゾウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 出版情報
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000341322