レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月09日
- 登録日時
- 2014/12/19 18:38
- 更新日時
- 2014/12/19 18:38
- 管理番号
- 相橋-H26-094
- 質問
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解決
『北里柴三郎読本 上』 北里柴三郎/著 書肆心水 2013 (自館請求記号:K1-49)を閲覧した。ウイルスの発見について知りたい。
とくに、スタンレーがタバコモザイクウィルスを発見した経緯についてわかる資料を探している。
- 回答
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資料①~⑪を提供し閲覧してもらったところ、資料④と⑪を貸出された。
- 回答プロセス
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市内OPACでキーワードを“ウイルス ハッケン”にして検索したが、質問者の意図に合った資料は見つからなかった。
検索エンジンWebcat Plus Minus(http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/ 2014/11/28 最終確認)でキーワードを“ウイルス 発見”にして検索したが、質問者の意図に合った資料は見つからなかった。
検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2014/11/28 最終確認)でキーワードを“ウイルス 発見”にして検索した。
Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/ 2014/11/28 最終確認)からの情報ではあるが、ウイルスのページの歴史の項目に、「1935年にアメリカのウェンデル・スタンレーがタバコモザイクウイルスの結晶化に(後略)」という記述を見つけた。
市内OPACでキーワードを“ウイルス”に変更して検索し、次の資料を見つけた。
①『ウイルスってなんだろう』 岡田吉美/著 岩波書店 2005 (自館請求記号:YA615)
p17- 第1章3 タバコモザイクウイルスとスタンレーについて記載されている。
②『ウイルスは生物をどう変えたか』 畑中正一/著 講談社 1997 (自館請求記号:465)
p133-134 タバコモザイクウイルスについて少し記載されている。
『ウイルスの世界』 川喜田愛郎/著 岩波書店 1965 (相模原市立図書館請求記号:S465)
p3- 第一章1 スタンレーとタバコモザイクウイルスの発見について記載されている。
市内OPACでキーワードを“タバコモザイク”に変更して検索し、次の資料を見つけた。
③『微生物からのメッセージ』 福田雅夫/著 エンタプライズ 2001 (自館請求記号:465)
p212-214 「タバコモザイクウイルスの科学」という項目があり、スタンレーにも触れられている。
検索エンジンWebcat Plus Minus(http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/ 2014/11/28 最終確認)でキーワードを“タバコモザイク”にして検索した。
ヒットした資料の県内所蔵を神奈川県内公共図書館横断検索システム(http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/sougo/index.jsp 2014/11/28 最終確認)で確認し、次の資料を見つけた。
④『黎明期のウイルス研究』 鳥山重光/著 創風社 2008 (神奈川県立図書館請求記号:491.77)
p41-53 スタンレーのウイルス研究に関する記載がある。
スタンレーについて調べるためジャパンナレッジ(http://japanknowledge.com/library/ 2014/11/28 最終確認)で検索した。“スタンレー”ではヒットしなかったので“スタンリー”で検索し、次のことがわかった。
〔一〕(Wendell Meredith Stanley ウェンデル=メレディス─)
アメリカの生化学者。タバコモザイク病の病原ウイルス(TMV)を結晶として分離し、これが核蛋白質であることを明らかにした。一九四六年ノーベル化学賞受賞。著「スティロールの化学」「ウイルスの化学的研究」。(一九〇四〜七一)
"スタンリー", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (参照 2014-11-28)
ノーベル賞受賞者であることがわかったので自然科学の棚をブラウジングし、ノーベル賞関連の資料も確認した。
⑤『ノーベル賞受賞者人物事典』 東京書籍編集部/編 東京書籍 2010 (自館請求記号:R420)
p314 「ウェンデル・メレディス・スタンリー」という項で、ページ半分程度の記載があった。
⑥『〈伝記ガイダンス〉科学者3000人』 日外アソシエーツ 2010 (自館請求記号:R402)
p202 にスタンリー、Wの項があり、資料が紹介されている。
資料⑥p202で紹介されていた、次の資料を見つけた。
⑦『人体を探究した科学者』 竹内均/著 ニュートンプレス 2003 (川崎市立図書館請求記号:490.28)
p113- スタンリーのタバコモザイクウイルス研究の経緯だけでなく、インフルエンザウイルス研究に関わっていたことまで記載されている。
市内OPACでキーワードを“ノーベルショウ ジュショウシャ”にして検索し、次の資料を見つけた。
⑧『ノーベル賞受賞者業績事典 新訂第3版』 ノーベル賞人名事典編集委員会/編 日外アソシエーツ 2013 (自館請求記号:R377)
p255 スタンリー.W.M 業績と授賞理由について少し長めの解説が記載されていた。
⑨『ノーベル賞100年のあゆみ 3』 谷田和一郎/著 ポプラ社 2003 (自館請求記号:J37)
p18 子ども向けの資料だが、ウイルスの研究とスタンリーの功績についてコンパクトにまとめられている。
市内OPACでキーワードを“モザイクウイルス”にして検索し、次の資料を見つけた。
⑩『昭和農業技術史への証言 第2集』 昭和農業技術研究会/編 農山漁村文化協会 2003 (自館請求記号:610.121)
p53 タバコモザイクウイルスの研究について記載がある。
市内OPACでキーワードを“ウィルス”あるいは“ウイルス学”にして検索し、次の資料を見つけた。
⑪『見えざる敵ウイルス』 ドロシー H.クローフォード/著 青土社 2002 (自館請求記号:HE491.77)
p32 「瘴気からウイルスへ」の項に、タバコモザイク病の研究について記載されている。これはスタンリーの先行研究にあたる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 微生物学 (465)
- 基礎医学 (491)
- 医学 (490)
- 参考資料
- キーワード
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- ウェンデル・メレディス・スタンリー
- ウェンデル・メrディス・スタンレー
- タバコモザイクウイルス
- ウイルス
- ウイルス学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000165110