レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/08/04
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/10 00:30
- 管理番号
- 6001042630
- 質問
-
解決
幕末の絵師・狩野一信について知りたい。彼が描いた作品についても見てみたい。
- 回答
-
●狩野一信について
・『幕末維新人名事典』(宮崎十三八/編 新人物往来社 1994.2)
p.299 「一八一六~一八六三 九・二二」「一八五四年から一〇年間、潔斎寝食を忘れて努力し「五百羅漢図」を残す。同図は現在、増上寺に収蔵されている。」とあります。
・『明治維新人名辞典』(日本歴史学会/編 吉川弘文館 1981)
p.289 「狩野一信 かのうかずのぶ 文化一三年(一八一六)-文久三年(一八六三)九月二二日」「安政元年三九歳の時「五百羅漢図」の筆を起し、拮据経営十有余年、一〇幅を遺して没した。年四八。」
・『狩野一信五百羅漢図』(狩野一信/[画] 小学館 2011.3)
平成23年、浄土宗祖・法然上人の八百年御忌を記念して大本山増上寺の秘宝とされている江戸時代末期の狩野一信により描かれた「五百羅漢図」(五人ずつ百幅に描かれた)をまとめて刊行したもの。全幅カラー。p.316-317に「一信 略年譜」があります。
・『狩野一信五百羅漢図 作品解説』(狩野一信/[画] 小学館 2011.3)
p.22-64に五百羅漢図について、詳しく述べられています。
p.74-83 「一信の伝記と画蹟」があります。
●作品について
・『藝術新潮』62(5)<737> (新潮社 2011.5)
p.10-71 「五百羅漢の絵師 狩野一信」
・『五百羅漢図 (港区文化財調査報告書)』(東京都港区教育委員会 1983)
p.106-128に河合正朝「狩野一信「五百羅漢図」について」の論文が掲載されています。
また、p.180-185には明治三十四年発行の小雑誌で兼子伴雨が記した『見ぬ世之友』十二に一信の伝記があり、その全文を紹介しています。
・『日本の美術』534(ぎょうせい 2010.11)
狩野一信の特集で、伝記と画歴、画業を追う中で、「源平合戦図屏風」、成田山新勝寺の障壁画、東京・増上寺の「五百羅漢図」などの個々の作品についても詳述しています。
p.89に「参考文献」があげられており、p.90-93には、 附論「五百羅漢図の行方」が収載されています。
・『五百羅漢図:幕末の鬼才狩野一信』(狩野一信/[画] 五百羅漢図展実行委員会2013.10)
一信の没後百五十年を記念して、山口県立美術館で2013年10月10日~12月8日に開催された展覧会の図録です。増上寺所蔵の「五百羅漢図」全百幅と新出作品も含めた作品がカラーで掲載されています。
[事例作成日:2019年8月4日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 10版)
- 日本画 (721 10版)
- 参考資料
-
- 幕末維新人名事典 宮崎/十三八∥編 新人物往来社 1994.2 (299)
- 明治維新人名辞典 日本歴史学会∥編 吉川弘文館 1981 (289)
- 狩野一信五百羅漢図 狩野/一信∥[画] 小学館 2011.3 (316-317)
- 狩野一信五百羅漢図 作品解説 狩野/一信∥[画] 小学館 2011.3 (22-64、74-83)
- 藝術新潮 新潮社 62(5)<737> (10-71)
- 五百羅漢図 狩野/一信∥筆 東京都港区教育委員会 1983 (106-128、180-185)
- 日本の美術 ぎょうせい 534 (89、90-93)
- 五百羅漢図 狩野/一信‖[画] 五百羅漢図展実行委員会 2013.10
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280368