レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年02月01日
- 登録日時
- 2023/12/01 19:18
- 更新日時
- 2023/12/15 14:47
- 管理番号
- 市川20230201-02
- 質問
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解決
菅(かん)茶山(ちゃざん)(江戸時代の儒学者・漢詩人)が書いた漢詩「芳野に遊ぶ」の現代語訳が載っている本を探している。漢詩は下記のとおり。
「一目千本花尽開 満前唯見白皚皚 近聞人語不知処 声自香雲団裏来」
- 回答
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『日本人の漢詩 風雅の過去へ』(石川忠久/著 大修館書店 2003)のp.32-33に菅茶山の「芳野に遊ぶ」について、現代語訳が下記のとおり記載されている。
「「一目千本」の桜が満開になり、目の前いっぱい、ただ雪のように真白だ。ふと、近くに人の話し声が聞こえるが、どこにいるのやら。その声は香しい雲の中から出てくるのだ。」
また下敷きとなっている漢詩が王維(中国の唐朝の詩人)の「鹿(ろく)柴(さい)」や、賈島(中国の唐朝の詩人)の「隠者を尋ねて遇わず」ではないかとの考察があった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漢詩文.日本漢文学 (919 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000342775