レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1996/04/16
- 登録日時
- 2005/02/11 02:52
- 更新日時
- 2008/05/20 09:02
- 管理番号
- 埼浦-1996-017
- 質問
-
未解決
渋谷駅前の忠犬ハチ公像を戦後、再建・製作した彫刻家安藤剛士(タケシ)氏の略歴を知りたい。最初の像は鹿児島県出身の彫刻家で父の安藤照氏が製作し第2次大戦時に失われた。安藤剛士は、浦和市立岸中学校の「希望の少年像」を製作しているが、埼玉県との関わりは不明。
- 回答
-
『アサヒ芸術年鑑 '73』には、「安藤士[自由美術協会]会員」とあり、自宅住所あり。『美術家名鑑 '96』より自由美術協会所在地がわかる。以上の所在地と、作品を収蔵する埼玉県立近代美術館、鹿児島市立美術館を紹介する。
- 回答プロセス
-
『浦和市立岸中学校創立二十周年記念誌』には、像の写真はあるが略歴なし。
『新修渋谷区史』なし。
『渋谷の歴史』には除幕式の年月日のみあり。また、当時の新聞記事にも氏の名前のみあり。
埼玉関係の人名録なし。
『アサヒ芸術年鑑 '73』には、「安藤士[自由美術協会]会員」とあり、自宅住所あり。
『美術家名鑑 '96』より自由美術協会所在地がわかる。
以上の所在地と、埼玉県立近代美術館、鹿児島市立美術館を紹介する。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 彫刻 (710 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 金属彫刻.鋳造 (715 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- ハチ公-銅像
- 安藤 剛士(アンドウ タケシ)
- 彫刻-彫刻家
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
近畿大学中央図書館よりコメントをいただく(2008/05/16)。以下、調査情報の本文。
朝日新聞には下記の記事がありました。
1.
1948年(昭和23年)8月10日 朝日新聞 2面
「ハチ公生れ変る」
[写真:新しいハチ公と制作者安藤氏]
2.
2004年(平成16年)4月26日 朝日新聞 15面
「焼け残ったハチ公像」
[写真:父のハチ公像を大切にする安藤士さん]
3.
2005年(平成17年)10月6日 朝日新聞 山形版 31面
「鶴岡の秋田犬像『ハチ公』だった」
[写真:「忠犬ハチ公像」と制作者の安藤士さん]
これらには、安藤士(たけし)氏、安藤照 氏の長男、東京都渋谷区在住などの情報がありました。
2005年(平成17年)6月2日 毎日新聞 地方版/鹿児島 20面
「うちの収蔵品:鹿児島市立美術館/4 安藤士「忠犬ハチ公」」
この記事には、1923年(大正12年)生まれの情報がありました。
2006年(平成18年)4月8日 産経新聞 東京本社版 29面
「幻のハチ公、山形に」
これには「東京・代々木のデザイン製作会社「現代工房」代表の彫刻家、安藤士(たけし)さん」とありました。
また、下記の雑誌記事がありました。
安藤士「忠犬ハチ公 銅像にこめられた親子2代にわたる彫刻家魂」
『文藝春秋』1990年7月 p.290-291
よろしくお願い申し上げます。
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000019076