レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/06/17
- 登録日時
- 2016/03/26 00:30
- 更新日時
- 2016/03/29 14:01
- 管理番号
- 所沢本-2015-036
- 質問
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解決
所沢航空記念公園に記念塔がある徳田金一について知りたい。
- 回答
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大正2年3月28日、木村鈴四郎陸軍砲兵中尉と徳田金一陸軍歩兵中尉の両名が操縦するブレリオ式飛行機が、所沢飛行場を目前にした高度300メートルを飛行中に突風を受け、左翼が折れて墜落しました。両中尉は死亡し、わが国初の航空機による犠牲者となりました。所沢航空公園内に記念塔があります。事故については、以下の資料に記載があります。
〇『ところざわ歴史物語』 所沢市教育委員会 2006年
〇『所沢市史 下』 所沢市役所 1992年
〇『所沢市史調査資料 別集8』 所沢市史編さん室 1986年
〇『所沢市史-近代史料Ⅱ』 所沢市 1988年
〇『飛翔ー所沢飛行場の経歴』 所沢航空資料調査収集する会 2003年
〇『雄飛』 所沢航空資料調査収集する会 2005年
〇『日本の航空機事故90年』 大内建二/著 交通研究協会 2003年
〇『陸軍航空史』 秋山紋次郎/共著 原書房 1981年
また、徳田中尉の経歴については、以下の新聞記事に記述があります。
〇読売新聞「ヨミダス歴史館」
1913(大正2)年3月29日 朝刊 3面 「飛行機墜落参事 木村徳田両中尉即死」の記事。
〇朝日新聞「聞蔵Ⅱ」
1913(大正2)年3月29日 朝刊 5面 「飛行界空前の悲惨事」の記事
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『ところざわ歴史物語』 所沢市教育委員会/編 所沢市教育委員会 2006年
p101に記載あり
〇『所沢市史 下』 所沢市史編さん委員会/編 所沢市役所 1992年
p314~318記載あり
〇『所沢市史調査資料 別集8』 所沢市史編さん室/編 所沢市史編さん室 1986年
p31~37、p76 当時の新聞記事の掲載あり、国民新聞大正2年3月30日付に、中学時代からの親友の記事に、[山口県立]山口中学、陸軍士官学校卒業の旨記述あり。
〇『所沢市史-近代史料Ⅱ』 所沢市 1988年
p190~191 葬送次第書、記念塔建設の松井村援助条項あり
〇『飛翔ー所沢飛行場の経歴』 所沢航空資料調査収集する会 2003年
p15~19 墜落についての記載と、墜落現場、記念塔、両中尉の写真掲載あり
〇『雄飛』 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2005年
p227 木村・徳田両中尉の殉難を忌ふ十五首(与謝野晶子の歌)あり
〇『日本の航空機事故90年』 大内建二/著 交通研究協会 2003年
p21 「第2節 黎明期の航空機事故 その1(最初の事故とその後の事故の姿)」の項目に、1913年(大正2年)3月28日の事故について記述あり
〇『陸軍航空史』 秋山紋次郎/共著 原書房 1981年
p22 「航空手当の制定と初の殉職者」の項目に記述あり
2.データベース検索
〇読売新聞「ヨミダス歴史館」
1913(大正2)年3月29日 朝刊 3面 「飛行機墜落参事 木村徳田両中尉即死」の記事あり。木村・徳田両中尉の出身校と経歴あり。徳田中尉は、出身地の記述もあり。
〇朝日新聞「聞蔵Ⅱ」
1913(大正2)年3月29日 朝刊 5面 「飛行界空前の悲惨事」の記事内に、木村・徳田両中尉の経歴あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 陸軍 (396 9版)
- 航空運輸 (687 9版)
- 参考資料
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- ところざわ歴史物語 所沢市教育委員会/編 所沢市教育委員会 2006.3 213.4
- 所沢市史 下 所沢市史編さん委員会/編 所沢市役所 1992.11 213.4
- 所沢市史調査資料 別集8 所沢市史編さん室/編 所沢市史編さん室 1986 213.4
- 所沢市史-近代史料Ⅱ- 所沢市史編さん委員会/編 所沢 所沢市 1988 213.4
- 飛翔 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2003 K390
- 雄飛 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2005 396.8
- 日本の航空機事故90年 大内建二/著 交通研究協会 2003.8 687.7 4-425-77731-X
- 陸軍航空史 秋山紋次郎/共著 原書房 1981 396.8 4-562-01188-2
- キーワード
-
- 航空機事故
- 徳田金一
- 木村鈴四郎
- 墜落
- 記念塔
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000189800