レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20070930
- 登録日時
- 2007/11/09 02:11
- 更新日時
- 2010/06/25 13:48
- 管理番号
- 秋田-0841
- 質問
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家紋の蔦紋について、図柄の違い(細線の丸で囲んだもの、太線の丸で囲んだもの、元図をネガにした陰紋、陰紋を細線の丸で囲んだもの)による、使い方の違いを知りたい。岩城家についての家紋を調べている。
- 回答
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『日本家紋総覧』p10「家紋の構成と変化及び家紋用語」に「家紋は原則的には、同じ名字のものが同じ家紋を用いるのが本義であると思われるが、子孫が増え、本家・分家と分かれ、更にその分家が分派していく。家紋は家や名字のしるしとして用いられたものであるので、当然本家の家紋を踏襲すべきものであるが、ここに本家・分家を区別する必要が生じる。そして家紋においても本家の形を残し、一部を改造したり、外枠を付けたり、分割したりして区別をした。」という記述がある。
質問の蔦の家紋についても、上記の理由で世代を重ねるにつれ増えていったバリエーションであり、同一の家の内で用途によって使い分けるというものではないと思われる。
同書では、付加、改造、合成の種類として、丸輪、糸輪、陰紋をはじめ他にも様々な例が紹介されている。
なお、秋田県内の岩城姓では、蔦紋を家紋として使用している例は見あたらなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 8版)
- 参考資料
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- 『日本家紋総覧』千鹿野茂著 角川書店1993(R288.6/チニ)
- 『日本の家紋入門』楠戸義昭著 幻冬舎2006(288.6/クチ)
- 『家紋の文化史』大枝史郎著 講談社1999(288.6/オカ)
- 『正しい家紋台帳』古沢恒敏編 金園社(288.6/フタ)
- 『あきた名字と家紋』丸山浩一著 秋田魁新報社1999(288/アア/郷)
- 『秋田の家紋』丸山浩一著 秋田魁新報社1983(288.6/マア/郷)
- キーワード
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- 姓氏
- 家紋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000039097