レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/15
- 登録日時
- 2022/12/11 00:30
- 更新日時
- 2022/12/12 12:28
- 管理番号
- 服部図書館R1000968
- 質問
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解決
「風の神」には江戸時代の物乞いの意味があるらしいが、その由来・語源について知りたい。
- 回答
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『デジタル大辞泉』の「風の神」の項目に、「江戸時代、風邪の疫病神を追い払うと称して門口に立ち、面をかぶり鉦(かね)や太鼓などを鳴らして金品をねだった者。かぜのかみはらい」とある。
また、参考資料(1)p195「第五章 風の神送ろッ」では、『耳袋』に非人が風の神=疫病神として見立てられ、川に突き落とされたという記事が存在することが紹介されている。こうした非人の仲間のうちに、風の神を追い払うための芸を見せ金銭を乞う門付け芸人がいたとの記述あり。
参考文献(2)p287に「風神払 かぜのかみはらい」という項目があり、当時の様子を挿絵付で確認することができる。
- 回答プロセス
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ジャパンナレッジで検索したところ、デジタル大辞泉に「風の神」の項目あり。
また、NDLサーチで「風の神」をキーワードに図書を検索したところ、参考資料(1)がヒットしたため、蔵書検索を行い資料を参照。
参考資料(1)で参考資料(2)について触れられていたため、こちらも蔵書検索を行い資料を参照した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 参考資料
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- 禍いの大衆文化 小松和彦/編 KADOKAWA 2021.7 210.5 , ISBN 978-4-04-400564-1
- 人倫訓蒙図彙 朝倉治彦/校注 平凡社 1990.6 384.3 , ISBN 4-582-80519-1
- ジャパンナレッジLib(R4.1.15閲覧)
- キーワード
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- 風の神
- 物乞い
- 江戸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 歴史・地理
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000325474