レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月31日
- 登録日時
- 2021/03/28 11:05
- 更新日時
- 2021/03/31 15:58
- 管理番号
- 千県中参考-2020-24
- 質問
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解決
平家の落人伝説が残されている地名が、できるだけ多く掲載されている資料を紹介してほしい。
- 回答
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平家の落人伝説の掲載数が多い資料から紹介する。
【資料1】『平家伝承地総覧』(全国平家会編 全国平家会 2005)
平家伝承地340箇所が記載されている。
(当館では所蔵なし。他県立図書館で所蔵確認)
【資料2】『平家物語大事典』(大津雄一編 東京書籍 2010)
p856-857 「平家落人伝説」
平家落人伝説の残る場所224箇所が日本地図上に示されている。
p860-868 伝承地の地域名と、伝承の概要が記載されている。
【資料3】野村純一「平家伝説地総覧」(『歴史読本』30巻7号 通巻405号 p168-189)
p174-187 平家落人伝説の地166箇所が掲載されている。それぞれ数行程度の解説がある。
p188-189 日本地図に166箇所が番号で示され、解説部分と対照できるようになっている。
【資料4】『漂泊の民族』(藤井英男著 民俗郷土史研究会 1967)(国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2968113/)
p113-118 平家落人村の情報が52箇所掲載されている。
【資料5】『平家物語を歩く』(松尾葦江監修 JTBパブリッシング 2004)
p116-142「落人の里を行く」
平家落人伝説の地が38箇所掲載されている。(うち6箇所は各2~3ページ程度の解説、19箇所は、各1/4ページ~1ページ程度の解説、13箇所は各3行程度の解説がされている。)
p143「全国〔落人の里〕分布図」
52箇所の落人の里が、日本地図上に示されている。
(当館では所蔵なし。県内市立図書館で所蔵確認)
【資料6】『平家落人伝説の旅』(加藤賢三著 朝日ソノラマ 1976)
p51-156「第2章 平家落人の里」
p52-53「平家落人の里一覧表」
地図上に33箇所の落人の里の地名が記載されている。
p54-152 33箇所のうち、13箇所について、約5-10ページずつの解説がある。
p153-156 33箇所のうち、20箇所について、2-5行程度の説明がある。
(インターネット最終アクセス:2021年2月5日)
- 回答プロセス
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1 日本の伝説ということで、日本十進分類法「388.1」の棚をブラウジング。
『日本説話伝説大事典』(志村有弘編 勉誠出版 2000)p845「平家落人伝説」、『日本伝奇伝説大事典』(乾克己[ほか]編 角川書店 1986)p795「平家落人伝説」の項の参考資料を確認したが、地名が多く載っているものは見つからず。
2 レファレンス協同データベースで、キーワード「平家」&「落人」で検索。ヒットした相模原市立相模大野図書館「平家落人伝説について知りたい。全国にはどのような伝承地があり、どのような伝説内容なのか記載されている資料が見たい。」(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000068637)に、当館で所蔵している【資料5】が紹介されていたので内容確認。(他の資料については、掲載数が少なかったので紹介せず。)また当館所蔵『平家物語 受容と変容』(山下宏明編 有精堂 1993)が紹介されていたので内容を確認したところ、【資料2】、【資料3】が参考資料として掲載されていた。
3 同じくレファレンス協同データベースでヒットした「山口県内の平家伝説について書かれた資料を紹介してほしい。」(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000264836)に、全国の地名が載っている資料として【資料1】が紹介されていた。
4 国立国会図書館デジタルコレクションで、キーワード「平家」&「落人」で検索。【資料4】がヒットした。
5 「千葉県立図書館 図書・雑誌・視聴覚資料検索」を全項目「平家」&「落人」&「伝説」で検索。【資料6】がヒットした。
6 以下は、掲載数が比較的少なかったため紹介しなかったが、参考までに、資料名と掲載されていた地名の数を挙げる。
・『落人伝説の里』(松永伍一著 角川書店 1982)16箇所
・『日本伝説大系 第7巻』(みずうみ書房 1982)15箇所
・『平家物語ハンドブック』(小林保治編 三省堂 2007)11箇所
- 事前調査事項
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『日本説話伝説大事典』(志村有弘編 勉誠出版 2000)(0105561671)
p844「平家落人伝説」の項目
「平家の人々が(中略)戦場から逃れて生き続け、その子孫を残したという伝説の地が、全国で百二十箇所もある。一般に平家谷と呼ばれている。北は岩手県の三陸海岸から南は鹿児島県奄美大島まで広がり、なかでも鳥取県、四国山地、南九州に多い。」
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『平家伝承地総覧』(全国平家会編 全国平家会 2005)
- 【資料2】『平家物語大事典』(大津雄一編 東京書籍 2010)(2102385019)
- 【資料3】野村純一「平家伝説地総覧」(『歴史読本』30巻7号 通巻405号)(1502149745)
- 【資料4】『漂泊の民族』(藤井英男著 民俗郷土史研究会 1967)(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2968113)
- 【資料5】『平家物語を歩く』(松尾葦江監修 JTBパブリッシング 2004)
- 【資料6】『平家落人伝説の旅』(加藤賢三著 朝日ソノラマ 1976)(9102184470)
- キーワード
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- 落人伝説(オチウド デンセツ)
- 平家(ヘイケ)
- 平家物語(ヘイケモノガタリ)
- 平氏(ヘイシ)
- 伝説-日本(デンセツ-ニッポン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000295885