レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/03
- 登録日時
- 2013/01/27 02:01
- 更新日時
- 2014/04/02 12:56
- 管理番号
- OSPR12040076
- 質問
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配管(特に鋳鉄管)の寿命が知りたい。トイレなどに用いるもの。
- 回答
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『設備配管の診断・改修実務』(日本建築設備診断機構/編 オーム社 2005.11)
p.145「表6.6 用途別使用管材の期待耐用年数のグレード表」があり、鋳鉄管排水用は60年以上とある。
p.147「表6.10 各管別接合方法にようる期待耐用年数のグレード表」があり、
排水用鋳鉄管が機械的接合(ゴム止水、ノーハブ接合)だと40年以上、
排水用鋳鉄管が鉛コーキング接合だと60年以上とある。
インターネット情報(排水ナンデモ大百科 クボタ産業)によると昭和60年に提出された「建築設備配管分科会報告書」によりますと、管材別に見た排水管の期待耐用年数は、鋼管などで約30年(グレードC)、塩ビ管で約40年(グレードB)、鋳鉄管の場合では約60年(グレードA)と、それぞれ位置づけられているようです。(※但し雑排水系は、水質によりグレードを下げる必要がある)
しかし実際にはベルサイユ宮殿の鋳鉄管が330年以上も機能し続けているという例もあり、その現実的な耐用年数というのは本当に計り知れないほど。少なくとも建物の寿命よりはるかに長持ちの管である、といっても過言ではないと思います。」とある。
「建築設備配管分科会報告書」について調べたが所蔵情報は得られなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 建築設備.設備工学 (528 8版)
- 参考資料
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- 『設備配管の診断・改修実務』(日本建築設備診断機構/編 オーム社 2005.11)(ページ:145,147)
- 排水ナンデモ大百科(クボタ産業)(2012/4/24現在) (ホームページ:http://www.drain.kubota.ne.jp/haisui/qanda.htm)
- キーワード
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- 配管 鋳鉄管
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000127562