レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/06/06
- 登録日時
- 2023/07/30 00:30
- 更新日時
- 2023/07/30 00:30
- 管理番号
- 6001061301
- 質問
-
解決
「月が赤いと雨が降る」ということわざについて知りたい。
- 回答
-
次の資料に記述があった。
・『ことわざから読み解く天気予報 (生活人新書 084)』(南利幸/著 日本放送出版協会 2003.10)
p.116「月が赤く見えると雨」
「月の色は日によって見え方が違い、青白く見えるときと、赤っぽく見えるときがあります。これも夕焼けと同じで、色によって波長が異なる光の性質や、光の反射の影響によるものです。空気中に水蒸気がたくさんあれば、波長の短い青色や白色の光は水蒸気の粒に反射して地上付近(人が見ている所)まで到達することができません。しかし波長の長い赤色の光は、水蒸気の粒をすり抜けて地上付近に到達するのです。このため赤っぽく見えるのは、空気中に水蒸気がたくさんあるときで、低気圧や台風が近づいているときでもあるのです。」
月が赤く見えた時の天気については、次の資料に記述があった。
・『雲の名前、空のふしぎ:天気の観察図鑑』(武田康男/文・写真 PHP研究所 2012.8)
p.79「おぼろ月は 翌日の雨を呼ぶ」
「月の色は(中略)天気が悪くなる前の湿った大気の中でも輝きが弱くなり、低い空で赤っぽくなる。夜、見上げた月がぼんやりと見える『おぼろ月』になっていたら、翌日の雨の心配をした方がよい」
逆に、赤い月がでると晴れになると記述している資料もあった。
・『今の空から天気を予想できる本』(武田康男/著 緑書房 2019.8)
p.138-139「赤い月の出が見えたら 晴れ続く」
「地平線近くに赤い月が見えたら、ずっと遠くまで雲がない状態。空気は乾燥して澄んでいる。晴れが続くだろう」
[事例作成日:2023年6月6日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451 10版)
- 参考資料
-
- ことわざから読み解く天気予報 南/利幸∥著 日本放送出版協会 2003.10 (116)
- 雲の名前、空のふしぎ 武田/康男∥文・写真 PHP研究所 2012.8 (79)
- 今の空から天気を予想できる本 武田/康男‖著 緑書房 2019.8 (138-139)
- キーワード
-
- 月(ツキ)
- ことわざ(コトワザ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000336559