レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/09
- 登録日時
- 2012/11/15 02:00
- 更新日時
- 2012/11/15 02:00
- 管理番号
- 200009
- 質問
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解決
南アルプス市(十五所地区)出身の数学者花輪宣清について知りたい
- 回答
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「峡算法」のP221~P222の序一~自序までとP234跋に記載あり。
花輪宣清(南アルプス市十五所出身)は、弘化3年(1846年)に『峡算早割』を出版した。これは『峡算法』とも言う。この本は内容が分かりやすかったので、寺子屋本に使用された。
『峡算法』は、甲州が他国と異なる徴税・物価・斗升の法を用いたので、『塵劫記』などの実用的な和算書を学んだ者が甲州独自の大小切税法や枡のことが理解できなかったので、それを解説的にまとめたものである。女童でもたやすくその法を分らせるための工夫として、31文字の和歌の形式にしてある。
この『峡算法』は多く普及した。その他に、名取桃熊(上八田)・有泉慶蔵(東南湖)がいる。また、門人は各地域にいる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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なし
- NDC
- 参考資料
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- 甲斐志料集成 10
- 和算家物語
- キーワード
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- 花輪宣清
- 甲斐志料集成
- 峡算法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000114038