レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年02月09日
- 登録日時
- 2007/02/09 18:46
- 更新日時
- 2009/03/04 19:21
- 管理番号
- 山形県-2006-0066
- 質問
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解決
山形市にある霊石「夜泣き石」について興味を持っているのですが、どのように調べたらよいのかわかりません。
1.いつ頃の話で、2.どの文献に書かれているのかこの二つを教えていただけないでしょうか。
- 回答
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お調べの霊石「夜泣き石」ですが、『山形町細見』の中に「・・・変わった地名は霊石(双葉町二丁目)がある。『第十小20年誌』によれば、以前は霊石町内会という活動もあって…。霊石の伝承は、(昭和29年版「山形市の町」)山形の花師(紅花商人)が京都の旅館の小町娘と婚約を交わす間になった。しかし、美人薄命、両親は悲しみ巡礼しながら山形に向かったが挫折してしまった。下僕の六助は老夫婦の代わりに山形へやって来た。花屋を訪れたところ、花屋の若旦那と小町娘が一緒に暮らしているではないか。六助と京都の両親が話しているうちに娘は忽然と消えてしまった。六助は花屋と話し合って、悲しみの中で「霊石」の碑を建てて供養した。…石碑には文禄五年と刻まれているが、慶長元年(1596)と年号が重なり合う。」とあります。『山形の石碑石仏』にも「霊石町内の由来」として「文禄五年五月十三日僕六助」と刻んだ碑石と「霊石よなき石」の石碑があり、同様の由来が書かれてあります。また「よなき石」などと言えばいかにも夜中に石が泣くように聞こえるが、そうでない。土地の古老の話では「霊石さま」というのが本当の呼名で…昔は子どもが夜泣きして親が困ったとき、この石に願うと子どものひどい夜泣きが止まったというのでいつのまにか「よなき石」と呼ばれるようになった」とも書いてありました。「霊石」は『山形県の地名』によれば「れいせき」と読みます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (290 9版)
- 参考資料
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「山形町細見」板垣英夫 著 山形商工会議所 発行
「創立20周年記念誌」山形市立第十小学校 発行
「山形の石碑石仏」安彦好重 著 日本文化社 発行
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「山形市史蹟総覧」川崎浩良 著 歴史図書社 発行
「山形県の地名」平凡社 発行
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「山形町細見」板垣英夫 著 山形商工会議所 発行
- キーワード
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- 夜泣き石
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000033280