レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年04月28日
- 登録日時
- 2023/04/28 15:14
- 更新日時
- 2023/04/28 15:15
- 管理番号
- 2023-006
- 質問
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解決
詩集『いのちの芽』の帯文は誰が書いたものか知りたい。
- 回答
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・国立ハンセン病資料館研究紀要第7号(国立ハンセン病資料館、2020年3月刊)に掲載されている、木村哲也「よみがえるハンセン病詩人 志樹逸馬」の中に以下の記述があった。
「また、いのちの芽の帯文は以下のとおりである ~中略~ この帯文を大江が書いたかどうかは断言できないが、「癩者は生きている」という志樹作品のタイトルとまったく同一の表現が二度繰り返されており、また「生の芽ばえ」という「芽」を含んだ語句も挿入されていることから、無関係とは考えられない。『いのちの芽』のコンセプト自体を、大江は志樹との交流から構想した可能性を指摘しておきたい」
以上から、断言は避けられているものの、『いのちの芽』の帯文は大江満雄によって書かれた可能性があると考察されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ハンセン病
- いのちの芽
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000332575