レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年08月28日
- 登録日時
- 2012/11/14 11:40
- 更新日時
- 2013/01/08 09:45
- 管理番号
- 埼熊-2012-161
- 質問
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未解決
植村正久の「ヤボクの渡し」を探している。
- 回答
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「ヤボクの渡し」は、聖書の「創世記 第32章」に記載があり、ヤコブが神と組み打ちをするという内容。
『植村正久著作集 1-7』(新教出版社 1966-1967)ほかを調査したが、「ヤボクの渡し」というタイトルの著作は見つからなかった。
類似の記述のある以下の資料を紹介した。
『植村正久著作集 7 説教』(新教出版社 1967)
p16-22「信仰の友 神と角觗(すま)えるヤコブ(創世記32・28)」
p18に「ヤボク河」、p19に「ヤボクの流れ」の語が見られる。
- 回答プロセス
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〈ヤボクの渡し〉について調べる。
『七十人訳ギリシア語聖書 1 創世記』(秦剛平訳 河出書房新社 2002)
p174-176「創世紀 第32章」に「ヤコブ、ヤボクの浅瀬で組み打ちをする」ある。
『新聖書大辞典』(馬場嘉市編集 キリスト新聞社 1988)
p1403「ヤボク」の項あり。
「ヨルダン中流に東から注いでいるギレアデの川で、ヤコブがこの渡りの近くで神秘な体験をしたことで最もよく知られている(創世32:22)(以下略)」とある。
インターネット上のデータベースで確認する。
以下のデータベースを〈植村正久 & ヤボク〉で検索するが、いずれも該当なし。
《国立国会図書館サーチ》 《レファ協DB》 《GeNii》
植村正久の著作を確認する。
当館所蔵の『植村正久著作集 1-7』、『信仰の生活』(植村正久著 アルバ社 1924)、『植村正久文集 岩波文庫』(植村正久著 斎藤勇編 岩波書店 1939)を見るが、いずれも目次等からは判明せず、内容を散見すると以下の2冊に〈ヤボク〉の語が見られた。
『植村正久著作集 7 説教』(回答資料)
『植村正久著作集 5 信仰と生活』
p292に、「昔ヤコブは、ヤボクの流れの畔において怪しげなるものと角力(チカラクラベ)をしたが、あに図らんや相手は神々しき御方であった。」という記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各教派.教会史 (198 9版)
- 参考資料
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- 『植村正久著作集 7 説教』(新教出版社 1967)
- キーワード
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- 植村 正久(ウエムラ マサヒサ)
- ヤボクの渡し
- キリスト教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000113981