レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20130401
- 登録日時
- 2013/07/11 17:24
- 更新日時
- 2013/11/05 15:20
- 管理番号
- 市川20130401-02
- 質問
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解決
バロネス・オルツィの『スカーレット・ピンパーネル』はシリーズ化されている。
続きを読みたいが、翻訳はあるか。
- 回答
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『スカーレット・ピンパーネル』はハンガリー生まれのイギリス人作家
バロネス・オルツィ(Baroness O’rczy 1865-1947)の書いた
『Scarlet Pimpernel』(1905)が原書で、フランス革命を背景にしたミステリーである。
古くは『紅はこべ』のタイトルで翻訳されていた。著者の英語の読みはオークシィ。
『紅はこべ』(中田耕治/訳 河出書房新社 1989)によると、
シリーズとして他に
『黄金卿』、『復讐はわが手に』、『トニー卿夫人』、『紅はこべ凱旋す』、『パーシー卿反撃す』、
『紅はこべの道』、『パーシー卿、組織を率いる』、『マムゼル・ギロチン』があげられている。
そのうち『黄金卿』、『復讐はわが手に』は同河出書房新社から出版が予定されていたようだが、
出版はされなかった。
インターネット上の国内外のミステリー・推理小説のデータベースサイト
「Aga-Search.com」(http://www.aga-search.com/108baronessorcy.html)で
翻訳の有無など詳細が確認できる。
それによると、本編11作、番外編4作、短編19作、アンソロジー・オムニバス2作がある。
本編の翻訳は、『復讐はわが手に』が『復讐』のタイトルで、
『世界大衆文学全集 23巻』(改造社 1929)(野田市所蔵・提供)、
『世界推理小説体系 8巻』(東都書房 1962)に収録されている。(県内無し)
また、『トニー卿夫人』が『恐怖の巷』のタイトルで
『万国怪奇探偵叢書 16巻』(金剛社 1926)(県内無し)に収録されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (933 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000133601