レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/01/13
- 登録日時
- 2016/04/10 00:30
- 更新日時
- 2016/04/10 00:30
- 管理番号
- 6900001808
- 質問
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解決
『私が選ぶ戦争児童文学』(白石書店/1989)の編集を行っている「よい本をすすめる“あめんぼの会”」という団体がどのような人々の集まりで、いつ頃活動を始めたのか、また戦争児童文学の研究を志した理由等を知りたい。
- 回答
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関連資料として大阪府立中央図書館国際児童文学館で以下の資料を所蔵しています。
1.会の「あめんぼ」という同人誌10~16号(1992年8月~1998年11月)
2.『決定版 日本児童文学への期待』(あめんぼの会 1981.2)
3.『戦争を知らない子どもたちへおとなたちへ 私が選ぶ戦争児童文学この一冊』(よい本をすすめる“あめんぼうの会” 白石書店 1988.3)
4.『むかし戦争があった (私が選ぶ戦争児童文学 1 絵本編)』(よい本をすすめる”あめんぼ”の会/編 白石書店 1988.12)
5.『こなっかた明日 (私が選ぶ戦争児童文学 2 よみもの編(1))』(よい本をすすめる“あめんぼうの会”/編 白石書店 1989.3)
6.『いまを見つめて (私が選ぶ戦争児童文学 3 よみもの編(2))』(よい本をすすめる”あめんぼの会”/編 白石書店 1989.5)
7.『たしかな明日へ (私が選ぶ戦争児童文学 4 テーマ別』(よい本をすすめる“あめんぼの会”/編 白石書店 1989.7)
8.『生きること書くこと育てること』(赤木由子/共著 草炎社 1990.11)
9.『子育ては親育ち』(赤木由子/編 白石書店 1984.2)
1.各号に執筆者紹介とあめんぼの会の発行所の住所が記載されています。中心的人物は児童文学作家の赤木由子でしたが、16号では赤木由子没後10年特集となっているため、没後も活動が継続されていたことがわかります。
また、16号によると、1978年に赤木由子を中心に結成されたとあります。16号編集長は白根厚子(児童文学作家)です。
「あめんぼ」の国際児童文学館への所蔵は16号で止まっています。それ以降も同人誌が発行されたか、活動を行っていたかなどは不明です。
2.「日本児童文学への期待」「国際障害者年と児童文学」という2つの論文(執筆者は同人である新井竹子、赤木由子による)が掲載されたパンフレットです。
3~7.それぞれの本の巻末には執筆者一覧があり、編集委員に「○」があるので、「○」のある人があめんぼの会所属であることがわかります。
8.巻末に執筆者(あめんぼの会会員)のある程度詳しいプロフィールが掲載されています。それを見るとほとんどが日本児童文学者協会会員であることがわかります。また、「あとがきにかえて」(p248-p253)に、あめんぼの会についての記述があります。
9. 「編集を終えて」(p209-p217)に、あめんぼの会について記述があります。
【事例作成日:2016年1月13日】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 児童文学研究 (909 8版)
- 参考資料
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- あめんぼ あめんぼの会 <16>
- 決定版 日本児童文学への期待 あめんぼの会 1981.2
- 戦争を知らない子どもたちへおとなたちへ よい本をすすめる“あめんぼうの会” 白石書店 1988.3
- むかし戦争があった よい本をすすめる”あめんぼ”の会∥編 白石書店 1988.12
- こなっかた明日 よい本をすすめる“あめんぼうの会”∥編 白石書店 1989.3
- いまを見つめて よい本をすすめる”あめんぼの会”∥編 白石書店 1989.5
- たしかな明日へ よい本をすすめる“あめんぼの会”∥編 白石書店 1989.7
- 生きること書くこと育てること 赤木/由子∥共著 草炎社 1990.11
- 子育ては親育ち 赤木/由子∥編 白石書店 1984.2
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000190936