レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/09/13
- 登録日時
- 2007/06/07 02:10
- 更新日時
- 2009/02/10 17:06
- 管理番号
- OSPR06090015
- 質問
-
大阪の地車文化がどのように派生し、各地域に広まっていったか知りたい。本来は河内長野の地車の由来が知りたいが、わからなければ大阪全体でもよい。関東の方は神輿が中心で、地車は見受けられないが、大阪に広まっている理由がわかるとよい。
すでに確認した資料は、
『河内長野市史』および河内長野市郷土研究会の資料
『だんぢり雑考』(宮本福太郎、1975)
『大阪のだんじり』1・2・3巻(郷土文化財大阪地車研究会、1984-88)
『ザ・だんじり』(シメノ印刷工業、1985)
- 回答
-
河内長野の地車の由来については資料がみあたりませんでしたが、
大阪の地車文化に関する資料としては次のようなものがありました。
(1)『だんじりが百倍楽しめる本』(木村清弘著刊、1998)
p40-52 第一章第一節に「だんじりとは?起源と発祥地・種類・定義」という項目があり、
写真や図を含めだんじり一般と大阪・神戸・西宮・芦屋のだんじりについてかなり詳しい記述あり。
(2)『岸和田のだんじり―岸和田だんじり会館開館十周年記念誌』(岸和田観光振興協会編刊 2003)
p120-121 「だんじり祭の歴史-だんじり祭の始まり」に岸和田だんじりの歴史について解説あり。
(3)『科長神社の夏祭りとだんじり―山田の船だんじり出現の背景』太子町立竹内街道歴史資料館編刊、2004
p24-29 主に太子町のだんじりの古記録の項あり。
(4)『古地車(文化・文政造)の建築構法と構造分析』(芝浦工業大学大学院工学研究科、2001)
p70-73 主に岸和田だんじりの歴史的背景についての考察と年表あり。
この他
『だんじり堺』(桧本多加三著、堺泉州出版会、2000)
『地車研究』第ニ輯(毛利一郎編、地車研究会、1975)
などにも少し記載はありますが、あまり詳しくはありません。
また
(5)『山・鉾・屋台の祭り―風流の開花』(植木行宣著、白水社、2001)
は、ヤマ・ホコ・ダシの成立と発展について、祇園祭を中心に各地の祭りを考察してあり、
地車文化全般の成立過程についてはこちらのほうが参考になるかと思われます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 年中行事.祭礼 (386 8版)
- 参考資料
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- だんじりが百倍楽しめる本(木村清弘著刊、1998)(ページ:40-52)
- 岸和田のだんじり―岸和田だんじり会館開館十周年記念誌(岸和田観光振興協会編刊、2003)(ページ:120-121)
- 科長神社の夏祭りとだんじり(太子町立竹内街道歴史資料館編、2004)(ページ:24-29)
- 古地車(文化・文政造)の建築構法と構造分析(和田光永著、2001)(ページ:70-73)
- だんじり堺(桧本多加三著、堺泉州出版会、2000)
- 地車研究 第ニ輯(毛利一郎編、地車研究会、1975)
- 山・鉾・屋台の祭り―風流の開花(植木行宣著、白水社、2001)
- キーワード
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- だんじり
- 大阪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000035355