「小説現代新人賞」は講談社が、「小説すばる新人賞」は集英社が主催する文学賞である。
そこで、直接それぞれのホームページにアクセスしたところ、両「新人賞」についての情報が掲載されていることがわかった。(最終検索日:2005.3.14)
・講談社
http://www.kodansha.co.jp/award/ (「各賞・顕彰」)
・集英社
http://www.shueisha.co.jp/bungei-13nen/ (「集英社出版四賞」)
2004年(平成16)10月19日現在の最新受賞作は以下のとおり。
「第72回 小説現代新人賞」 : 朝倉かすみ著 「肝、焼ける」
『小説現代』 平成16年5月号 p.266-295 (資料1)
「第17回 小説すばる新人賞」 : 三崎亜記著 「となり町戦争」
ただし、 「となり町戦争」は、まだ 『小説すばる』誌上に掲載されていなかった。
なお、2004年の受賞状況について知るために、[朝日新聞オンライン記事データベース 聞蔵]を、それぞれの賞の名称で検索したところ、『朝日新聞』では次の日付で受賞者・受賞作の記事があった。
「第72回 小説現代新人賞」:2004年4月6日(夕)
「第17回 小説すばる新人賞」 :2004年10月4日(夕)
「小説すばる新人賞」 についての新聞記事では、受賞者の氏名が「御清街(みせい・まち)」となっている。集英社『小説すばる』のホームページで確認したところ、「御清街 改め 三崎亜記」とあった。
後日、 『小説すばる』 平成16年12月号 p.88-134(資料2)に 「となり町戦争」の抄録が掲載されていることを確認した。また、2005年(平成17年)1月に集英社から、同タイトルで単行本として刊行されている。日比谷・多摩図書館で所蔵。(資料3)