レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/12
- 登録日時
- 2021/04/23 00:30
- 更新日時
- 2021/04/23 00:30
- 管理番号
- DR20201000470
- 質問
-
解決
旧成田村にあった「神明社」という神社について記載のある文献および場所の分かる資料を探している。
- 回答
-
「神明社」については『成田の地名と歴史』 p.88「上町」の項目に、「町内の北側に神明社があり、1858(安政5)年刊行の『成田参詣記』の中の成田山全図に上町と本町をつなぐ道沿いに「神明ミタラシ小井戸」として神明社の井戸があることを示している。」と記載があり、場所を示す地図が掲載されている。そこで、『現代語訳成田参詣記』を確認すると、p.488-p.489「成田山全図」上町付近に「神明社」および「神明ミタラシ小井戸」と神明社の井戸の記載があり、神明社とその井戸があったことを確認することが出来る。また、『『成田参詣記』を歩く』p.144「14成田山」の項目に、「さらに進むと上町の字がある所から、細い道が右へ分かれている。『明治四〇年頃の町並一覧表』であたってみると、この道はどうやら江戸坂であるらしい。登り口右側に神明社御手洗の井戸のマークがある。井戸があるので井戸坂と言ったのが、訛って江戸坂になった。現在井戸は無くなり、マンションがたっている。」との記載がある。このほかに、『成田市史,近代編史料集1』p.93「下総下埴生郡成田村誌 神社仏閣」の項目に 「所在 字神明 坪数 六坪 祭神 未詳 ・・・ 雑 通称神明社ト云フ」、p.113「成田町誌 野村藤一郎著 第二編 第二章 教化 第一節 神社と祭典及び其沿革 3、神明社(境内六坪)」の項目に「神明社は成田地区の字神明にあり、天照大神を祭れる・・・小井戸と称する清水湧出する小池ありしのことなり」とあり、その存在を示す記載がある。『千葉県印旛郡誌,後篇』p.906「〇第三十二 成田町誌 第十章 神社誌 (七)其の他の神社」の項目に一覧表があり「社名 神明社 社格 無格社 所在地 成田村字神明 祭神 天照大神 由緒 不詳 社殿間数 一尺四面 境内坪数 六」と記載がある。
- 回答プロセス
-
市史担当者の情報より、現在の上町にあった神社のことではないかということが分かり、『成田の地名と歴史』を確認する。また、成田市史や成田の神社について書かれている資料を確認したところ、いくつかの資料に記載があった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
-
- 『成田の地名と歴史』 大字別地域の事典編集会/編 成田市 2011.3 213.5
- 『現代語訳成田参詣記』 中路定俊/著 大本山成田山新勝寺成田山仏教研究 1998.4 291.35
- 『『成田参詣記』を歩く』 川田寿/著 崙書房出版 2001.1 291.35 , ISBN 4-8455-1075-8
- 『成田市史,近代編史料集1』 成田市史編さん委員会/編集 成田市役所 1972.5 213.5
- 『千葉県印旛郡誌,後篇』 成田市史編さん委員会/編集 成田市役所 1972.5 213.5
- キーワード
-
- 神明社
- 神社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 地域(成田)
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000297502