レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/08/11
- 登録日時
- 2020/08/12 00:30
- 更新日時
- 2020/11/12 11:22
- 管理番号
- HC-19070601
- 質問
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解決
徳川吉宗が施行した「足高の制」(たしだかのせい)の役職ごとの石高の基準となった当時の資料(全文)がみたい。
- 回答
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『国史大辞典9』(1988年 吉川弘文館)p.159に説明文のみ記載があり、享保8年(1723年)6月、享保の改革の一環として施行された、とありました。
また、『江戸幕府大辞典』(2009年 吉川弘文館)p.930にも説明文が掲載されており、出典として『徳川実紀8』、『御触書寛保集成第1713号』とありました。
『国史大系 [第45巻] 徳川実紀8』(1976年 吉川弘文館)p.307には日記としての記載しかありませんでした。
『御触書寛保集成』は未所蔵のため、国立国会図書館ホームページ「リサーチ・ナビ」で検索したところ、1615年~1743年の法令集とあり、「国立国会図書館デジタルコレクション」で閲覧・印刷が可能でした。『御触書寛保集成』p.861-863に役職ごとの足高が全文掲載されていました。
- 回答プロセス
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国会サーチで検索したところ「足高の制」で7件がヒットしましたが、図書資料や雑誌記事のため原資料ではなさそうでした。『国史概説』(1910年 日本歴史地理学会)を国会デジタルで閲覧しましたが情報は得られませんでした。Googleで「足高制 全文」で検索したところ「御触書寛保集成」が出典となっていたため国会サーチで検索したところ国会デジタルで閲覧できることがわかりました。また、『江戸幕府大辞典』に参考文献として『足高制に関する一考察』泉井朝子(『学習院史学二』)と『吉宗と享保の改革』大石学(1995年)の記載がありました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B10917004 江戸幕府大事典 大石学/編 吉川弘文館 2009.12 210.5 978-4-642-01452-6
- B11255243 国史大辞典 9 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1988.9 210.033 4-642-00509-9
- B12638745 国史大系 [第45巻] 黒板勝美/編輯 吉川弘文館 1976.7 210.08
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000285772