レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2022/06/23 17:15
- 更新日時
- 2023/02/07 11:13
- 管理番号
- 北九2022八幡15一般
- 質問
-
解決
「土産」と書いて「みやげ」と読むのはなぜか?語源と併せて知りたい。
- 回答
-
「土産の読みと語源」については、次の資料に記載がありました。
(1)『広辞苑 第7版』 新村 出/編 岩波書店 2018
p.2096 どさん【土産】(トサンとも)①土地の産物。②みやげ。土産物。
p.2833 みやげ【土産】(ミアゲ(見上)の転)①旅先で求め帰り人に贈る、その土地の産物。②人の家を訪問する時に持って行く贈物。てみやげ。③嫁入り・婿入りなどの時に持って行く金銭。持参金。みやげがね。
(2)『暮らしのことば語源辞典』 山口 佳紀/編 講談社 1998
p.635 土産『人に贈るため旅先で求めたその土地の名産の品。古形は「みあげ(見上げ)で、よく見て選び、人に差し上げる品物のことをいった。(中略)また、「とさん(土産)」は、その土地の産物が本来の意で、転じて贈り物になった。「みやげ」に「土産」の字が当てられたのは室町末期以降という。』
(3)『衣食住語源辞典』 吉田 金彦/編 東京堂出版 1996
p.308-309 みやげ 土産『語源 ミヤゲの古形ミアゲから変じた語(子音挿入)。土地・品柄をよく「見」て選び、人に差し「上げ」る品物の意であるところからいう。そのほかの語源説には、都笥・屯倉(ミヤケ)、家笥(ミヤケ)、アイヌ語の荷揚げ yange の転訛とするものなどがある。』
- 回答プロセス
-
最初に広辞苑で「土産」の意味・語源を確認後、分類番号812の語源に関する資料を調査しました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 『広辞苑 第7版』 新村 出/編 岩波書店 2018(R813.1/シ , 0312893217) , ISBN 4-00-080131-7
- 『暮らしのことば語源辞典』 山口 佳紀/編 講談社 1998(812/ヤ/2Fミギオク ,0014002307) , ISBN 4-06-125037-X
- 『衣食住語源辞典』 吉田 金彦/編 東京堂出版 1996(812/ヨ ,0013746730) , ISBN 4-490-10434-0
- キーワード
-
- 語源
- 土産
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000317596