レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20221130
- 登録日時
- 2023/01/13 00:30
- 更新日時
- 2023/04/05 18:02
- 管理番号
- 0401005015
- 質問
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解決
熱性けいれんを発症した子どもが、後に発達障害や脳などに何らかの障がいを持つかについて書いた文献はないか。
- 回答
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参考文献と参考サイトを案内。
- 回答プロセス
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598(家庭衛生)の書架ブラウジングを行い、[資料1・2]をピックアップ。
[資料1]
p588「研究によると、子どもは熱性痙攣を起こしたあとで、神経学的問題や知能低下を起こすことはなく、後のてんかんの原因となる危険も非常に少ないのです」と記載あり。
[資料2]
両者の関係についての記載はなかったが、熱性けいれんの説明の出典として『熱性けいれん診療ガイドライン』の記載あり。
日本小児神経学会HPで「熱性けいれん診療ガイドライン2015」の全文公開あり。
内容を確認したところ、発達障害との関連についての記載はないが、熱性けいれん重積状態の脳波について記載あり。
※日本小児神経学会HP「熱性けいれん診療ガイドライン2015」
https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=33 (2023/01/13最終確認)
インターネットで「熱性けいれん重積」を検索すると、MSDマニュアルプロフェッショナル版の「熱性けいれん」の項目が該当。
同ページ内「予後」の項目に神経学的後遺症について記載があり、「原因になることはないと考えられている」と書かれていた。
※MSDマニュアルプロフェッショナル版「熱性けいれん」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/19-%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91/%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%96%BE%E6%82%A3/%E7%86%B1%E6%80%A7%E7%97%99%E6%94%A3 (2023/01/13最終確認)
[資料1]とMSDマニュアルのページを紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 家庭衛生 (598 10版)
- 参考資料
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- 月別の産後一年間子育て事典,A.アイゼンバーグ/著,メディカ出版,2004.3 (資料1|0118056431|/599/ア/)
- 最新!赤ちゃんの病気新百科,横田 俊一郎/総監修,ベネッセコーポレーション,2018.11 (資料2|0140493768|/598.3/サ/)
- キーワード
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- 熱性けいれん
- 小児科
- けいれん
- 発達障害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327277