レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年02月27日
- 登録日時
- 2018/10/04 00:30
- 更新日時
- 2018/12/25 00:30
- 管理番号
- 0C18002730
- 質問
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解決
とんぼ玉の歴史や成り立ちが載っている本を探している
- 回答
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資料によって、とんぼだま、トンボ玉、蜻蛉玉などと表記されていました。
商用データベース「JapanKnowlage」(デジタル大辞泉)の「とんぼだま」によると、「色ガラスを象眼したガラス製の丸玉。斑文がトンボの複眼に似ていることからいう。日本では古墳時代の玉の一種。」とあります。
『トンボ玉』(由水 常雄/著 平凡社, 2003.2)
p.6-7「はじめに」の項に「トンボ玉とは、色文様のついたガラスの玉で、紐を通す穴のあいた刺玉(穴あき玉)のことである。」とあります。
p.9-60「古代・中世のトンボ玉」
p.61-63「トンボ玉とは何か」
p.64-98「古代のトンボ玉」
p.98-104「中世のトンボ玉」
p.105-150「近世のトンボ玉」の項があります。
『きらめくビーズ : Contemporary Glass Beads by 30 Japanese Artists : とんぼ玉代表作家作品集 新装改訂新版』(里文出版/編 里文出版, 2008.8)
p.110-112「とんぼ玉-古代から現代へ」の項に、世界及び日本のとんぼ玉の写真があります。
p.113「とんぼ玉プロローグ」
p.114-121「古代中世のとんぼ珠」
p.122-129「十六世紀以降のとんぼ玉」の項があります。
『世界のとんぼ玉 改訂版』(谷一 尚/著 ; 工藤 吉郎/著 里文出版, 1998.4)
p.80-83「ガラスそしてとんぼ玉」の項にとんぼ玉の成り立ちについて記述があります。
p.84-93「古代~中世のとんぼ玉」の項があります。
『ガラス(「もの」と「ひと」シリーズ 4)』(柳田 博明/監修 フレーベル館, 1985.11)
p.4-5「砂と火から生まれたガラスと人のであい」の項に「「ガラスははじめ、そうしょく品として使われました。色のついたガラス玉やガラスぼうは、金や銀と同じく、大切にされていました。トンボの目のようなまるいもようのついた、緑や青のトンボ玉は、ガラス作りといっしょに、世界じゅうにひろまり、ヨーロッパはもちろん、遠く中国の古いいせきからも、たくさん見つかっています。」との記述があります。
『日本のガラス 改訂新版 (少年産業博物館 15)』(宮崎 雄一郎/著 ポプラ社, 1960.8)
p.29「3.日本のガラスのおいたち 一 ガラスの遺跡と渡来の道すじ」の項に、「中国は(中略)ガラスが、はじめてつかわれたのは、戦国時代(紀元前四○三~二二一年)の終わりごろで、この当時の遺跡から、ガラスのへきや、とんぼ玉(とんぼの目玉の形をしたガラス玉)がでています。」とあります。
『ガラスでつくる (シリーズ子どもとつくる 18)』(茜 有希/著 大月書店, 1987.9)
p.55-61「ガラス玉(トンボ玉)ネックレス」の項に、「(トンボ玉は)遠い昔、古代エジプトから、各時代、各地でつくられ続けてきて、魔性ともいうべき魅力を持ち、人びとの心を魅きつけてきました。」とあります。
『ガラスと文化 : その東西交流』(由水 常雄/著 日本放送出版協会, 1997.9)
最初の写真ページに、日本及び中国で出土したトンボ玉の写真があります。
p.55-82「第3章トンボ玉と青銅器」に、中国におけるトンボ玉の歴史が記載されています。
- 回答プロセス
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1.商用データベース「JapanKnowlage」(大辞泉)(2018.9.28確認)で“とんぼ玉”を検索し、資料1が見つかる。
2.当館所蔵資料を、タイトル“とんぼだま”で検索し、資料2、3、4を見つける。
3.当館所蔵資料を、件名“ガラス”ד歴史”で検索し、資料5を見つける。
4.ものごとの歴史をわかりやすく書いているのは児童書では、と推察し、当館所蔵資料の児童書を、件名“ガラス”×児童書で検索し、資料6、7を見つける。
5.当館所蔵資料を、フリーワード“とんぼ玉”ד歴史”×分類“75”×大人向けで検索し、資料8を見つける。
- 事前調査事項
- NDC
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- 陶磁工芸 (751 9版)
- セラミックス.窯業.珪酸塩化学工業 (573 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0010478353> トンボ玉 由水 常雄/著 平凡社 2003.2 9784582625127 (資料2)
- 当館書誌ID <0011693840> きらめくビーズ :新装改訂新版 -Contemporary Glass Beads by 30 Japanese Artists- 里文出版/編 里文出版 2008.8 978-4-89806-300-2 (資料3)
- 当館書誌ID <0000673110> 世界のとんぼ玉 :改訂版 谷一 尚/著 里文出版 1998.4 9784898060728 (資料4)
- 当館書誌ID <0070009750> ガラス(「もの」と「ひと」シリーズ 4) 柳田 博明/監修 フレーベル館 1985.11 9784577011447 (資料5)
- 当館書誌ID <0080343712> 日本のガラス:改訂新版(少年産業博物館 15) 宮崎 雄一郎/著 ポプラ社 1960.8 (資料6)
- 当館書誌ID <0070017338> ガラスでつくる(シリーズ子どもとつくる 18) 茜 有希/著 大月書店 1987.9 9784272611188 (資料7)
- 当館書誌ID <0000646554> ガラスと文化 -その東西交流-(NHKライブラリー 59) 由水 常雄/著 日本放送出版協会 1997.9 9784140840597 (資料8)
- 商用データベース「JapanKnowledge」(デジタル大辞泉) (2018.10.4確認)(資料1)
- キーワード
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- とんぼだま
- とんぼ玉
- トンボ玉
- 蜻蛉玉
- ガラス
- ビーズ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000243318