レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年7月2日
- 登録日時
- 2010/08/16 09:27
- 更新日時
- 2023/07/28 15:49
- 管理番号
- 岩手-0040
- 質問
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解決
すずらん給食と新聞報道(全国紙)について知りたい。
- 回答
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『毎日新聞』による欠食児童報道をきっかけに「すずらん給食」が誕生した。
○すずらん給食とは
昭和40年(1965)岩手郡内の学校の欠食児童たちに盛岡ライオンズクラブが東京・日本橋の
ライオンズクラブと協力して給食資金を贈ることになった。子どもたちはそのお礼にと薫り高い
すずらんを摘んで送ったところから「すずらん給食」と呼ばれるようになった。
この活動と辺地の実態が報道され、当時の首相佐藤栄作を動かし、これによって辺地校の
給食施策が著しく改善され、岩手県内の給食が進み、昭和43年(1968)全国に先駆けて実施率
100%を達成した。
参考資料1『すずらん給食物語 私のジャーナリスト作法』
内容:毎日新聞記者による著書。
参考資料2『岩手百科事典』
p.411 スズラン給食
参考資料3『岩手近代教育史 第3巻』
p.924-934 第十一節 学校給食の拡充 一、すずらん給食
参考資料4『岩手年鑑 昭和42年版』
p.4-6 善意が実ったスズラン給食
参考資料5『へき地は告発する すずらん給食とその後…』
内容:参考資料1と同著者による、すずらん給食のその後について。
- 回答プロセス
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1 すずらん給食の概要について、『岩手百科事典』を確認。
昭和40年のできごとだと分かったので、該当の年度が掲載されている
『岩手教育史』と『岩手年鑑』も確認。
2 キーワード「すずらん給食」で検索。
『すずらん給食物語』の著者が毎日新聞の記者であり、当時岩手郡の欠食児童に
関する記事を執筆、昭和40年6月から掲載になった事を、本文から確認。
3 『毎日新聞』縮刷版 昭和40年6月~7月を出納。
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育 (370 9版)
- 参考資料
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- 1『すずらん給食物語 私のジャーナリスト作法』 前野 和久/著 砂書房 1994
- 2『岩手百科事典』 岩手放送岩手百科事典発行本部/編 岩手放送 1978
- 3『岩手近代教育史 第3巻』 岩手県教育委員会/編・発行 1982
- 4『岩手年鑑 昭和42年版』 岩手日報社/編・発行 1966
- 5『へき地は告発する すずらん給食とその後…』 前野 和久/著 野火書房 1970
- キーワード
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- 給食
- へき地
- 教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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岩手県立図書館ホームページ レファレンス事例データベース検索
「すずらん給食」検索キーワード:すずらん給食
https://www.library.pref.iwate.jp/iwsystem/refdb.html
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000070121