レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/01/29
- 登録日時
- 2021/03/20 00:30
- 更新日時
- 2021/03/20 00:30
- 管理番号
- 6001048511
- 質問
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解決
エティエンヌ・カベ(Etienne Cabet)について知りたい。また同氏はアメリカに渡ったらしいが、アメリカに渡って以降の消息も知りたい。
- 回答
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(1) エティエンヌ・カベについて
(人物)
・『岩波哲学・思想事典』(広松渉ほか/編集 岩波書店 1998.3)p.256 カベ
・『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』(デイヴィド・クリスタル/編集 岩波書店 1997.11)p.219 カベ , エティエンヌ
上記2冊のカベの項目によると、同氏はフランスの共産主義者であり、『フランス革命の民衆史』(1839-40)、『イカリア紀行』(1840)を著した。「1849年になると、仲間を率いてテキサスへ赴き、レッド・リヴァーのほとりにイカリアと呼ばれる理想郷的な入植地を創設し、のちにイリノイ州ノーヴーに移った。」とのことだった。
カベ個人や思想の詳細については以下の論文が詳しい。
・中谷猛「E・カベと平等的共同社会論」『立命館法學』1978(4)<140> (立命館大学法学会 1978) p.345(1)-395(51)
(著作)
・『資料フランス初期社会主義:二月革命とその思想』(河野健二/編 平凡社 1979.11)
p.155-172『イカリア旅行記』
p.173-177『イカリア移住宣言』
(2)アメリカ移住後のエティエンヌ・カベについて
アメリカ移住後のカベについては、以下の資料に詳細が述べられている。
・高草木光一「イカリア主義の歴史と歴史の中のイカリア主義 : Robert P. Sutton, Les Icariens : the utopian dream in Europe and America, (Urbana : University of Illinois Press, 1994)に寄せて」『三田學會雑誌』88(1) (慶應義塾経済学会 1995.4) p.125-139
なお同誌は機関リポジトリとして公開されているため、この論文はインターネットで以下のサイトから確認できる。
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00234610-19950401-0125(慶應義塾大学学術情報リポジトリ)(2021/1/29現在)
[事例作成日:2021年1月29日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ヨーロッパ (283 10版)
- 社会思想 (309 10版)
- 参考資料
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- 岩波哲学・思想事典 広松/渉∥[ほか]編集 岩波書店 1998.3 (256)
- 岩波=ケンブリッジ世界人名辞典 デイヴィド・クリスタル∥編集 岩波書店 1997.11 (219)
- 立命館法學 140号 立命館大學法學會 編集 立命館大学法学会 1978(1-5・6)<137-141・142> 137号:131-136号総目次,141・142号:137-141・142号総目次 (1-51)
- 資料フランス初期社会主義 河野/健二∥編 平凡社 1979.11 (155-172、173-177)
- 三田學會雑誌88(1) 慶應義塾経済学会 慶應義塾経済学会 88(1-2) (125-139)
- https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00234610-19950401-0125 (イカリア主義の歴史と歴史の中のイカリア主義)
- キーワード
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- 共産主義(キョウサンシュギ)
- エティエンヌ・カベ(エティエンヌカベ)
- イカリア(イカリア)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000295550