レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年03月27日
- 登録日時
- 2019/03/27 14:00
- 更新日時
- 2019/12/24 15:05
- 管理番号
- 20190327-1
- 質問
-
解決
観世能楽堂について知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。サイトアクセスは、全て2019年3月27日である。
<コトバンク>
https://kotobank.jp/word/%E8%A6%B3%E4%B8%96%E8%83%BD%E6%A5%BD%E5%A0%82-703016#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B5mini
知恵蔵miniの解説 観世能楽堂
「(略)1901年に現在の東京都新宿区に開場し、72年、同渋谷区に移転。能楽の最大流派「観世流」の拠点として親しまれたが、建物の老朽化による移転が決定し、2015年3月末をもって閉場した。今後は17年に完成予定の東京都・銀座の複合ビル内へ移り、新たに開場される予定となっている。」
デジタル大辞泉プラスの解説 観世能楽堂
「東京都渋谷区にある能楽堂。1972年開館。座席数は約550席。おもに観世流観世会の公演が行われる。」
観世能楽堂は、明治以降、東京の観世宗家の能舞台(能楽堂)として、以下の変遷をたどっている。
(新聞各紙の記事・表記による)
観世会舞台(観世家) 東京市麹町区飯田町
観世舞台 1901年6月落成 東京市牛込区新小川町(旧川田男爵邸)
観世会館 1954年5月落成 東京都新宿区大曲
観世能楽堂 1972年5月落成 東京都渋谷区松濤(旧鍋島藩邸)
観世能楽堂 2017年4月落成 東京都中央区銀座(二十五世観世左近記念 観世能楽堂)
<図書>
表章著『観世流史参究』 檜書店 , 2008.2
本館請求記号:773.8 - O63
小林保治, 表きよし編『カラー百科見る・知る・読む能舞台の世界』 勉誠出版 , 2018.3
本館請求記号: 773.5 - Ko12
二十五世観世左近記念 観世能楽堂 p.106-109
観世能楽堂(松濤)p.110-113
広田光吉 編『能楽百話』(江島伊兵衛, 1903)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/859452
観世会の舞台/130
明治三十四(1901)年1月から工事が始まり、6月に舞台開きがおこなわれた。
舞台の設計者は、本願寺の設計にもかかわった建築技師伊藤吉太郎である、と書かれている。
山崎有一郎著 ; 三浦裕子聞き手『昭和能楽黄金期 : 山崎有一郎が語る名人たち』 桧書店 , 2006.1
本館請求記号:773.28 - Y43
戦前の観世舞台で行われた演能写真が多数収録されている。
<雑誌記事>
CiNiiによる検索結果 月刊観世(能楽観世流の機関誌)の掲載記事
https://ci.nii.ac.jp/search?range=0&title=%E4%BC%9A%E9%A4%A8%E3%80%80OR+%E8%83%BD%E6%A5%BD%E5%A0%82&nrid=&journal=%E8%A6%B3%E4%B8%96&count=200&sortorder=1&type=1
「観世」(1929-)は観世会の機関誌であるが、CiNiiの記事検索は、1940年代末から1950年代前半と、2000年代以降しかおこなえない。
1954、1972年の各落成の前後にも記事があったと思われるが、確認できなかった。
西村好時「観世会館」近代建築 00231479 近代建築社 1955-01 9 1 ????
https://ci.nii.ac.jp/naid/40017684131/
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6046189 NDLデジタルコレクション
<新聞記事>
・毎日新聞(毎索 データベースによる検索結果)
東京都:最新設備の観世能楽堂新宿新小川町に今秋お目見得(図付)
毎日新聞 1953.02.11 東京朝刊 6頁 4段目朝刊(全0字)
建物全体のファサード図が記載されている。
能楽:今秋、新小川町に観世能楽堂再建(図付)
毎日新聞 1953.02.11 東京朝刊 6頁 3段目朝刊(全0字)
邦舞:五月の能界最大の話題-観世能楽堂落成
毎日新聞 1954.05.06 東京夕刊 4頁 1段目夕刊(全0字)
芸術・芸能 邦楽・邦舞:観世能楽堂完成、あす祝賀能
毎日新聞 1972.04.13 東京夕刊 7頁 8段目夕刊(全0字)
・読売新聞(ヨミダスによる検索)
1901.04.16 観世家が牛込に能舞台新築/東京 朝刊 演劇 4
1901.06.06 観世会の舞台開き 牛込新小川町に落成で祝い能 朝刊 演劇 4
市区改正のため、観世清廉氏の麹町区飯田町舞台が取り払われることとなり、牛込区新小川町(略)旧川田男邸跡に能楽堂を新築中で、1901年4月落成の見込みであることが記載されている。
1972.04.19 [レシーバー]観世能楽堂が新築 室町期の舞台再現 朝刊 演劇 17 1
名称が、観世会館から観世能楽堂と改められてたことが記載されている。
・朝日新聞(聞蔵Ⅱによる検索結果)
1954年5月30日東京/夕刊2頁1段記事◆書誌詳細
能楽=観世会館落成記念能_バックミラー
1972年4月3日東京/夕刊7頁5段記事◆書誌詳細
4月の能と狂言 ズラリ大流儀の全職分 観世能楽堂の完成記念_能・狂言
2017年04月21日朝刊東京北部・1地方02900659文字あり
銀座の新たな顔、期待 「GINZA SIX」開業 /東京都
2017年04月21日朝刊3社会03700156文字あり
観世能楽堂、銀座に開場
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 能楽.狂言 (773)
- 日本の建築 (521)
- 参考資料
- キーワード
-
- 能舞台
- 能楽堂
- 観世会
- 観世流
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000254032