レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年07月12日
- 登録日時
- 2023/07/12 11:10
- 更新日時
- 2023/12/27 15:26
- 管理番号
- tr866
- 質問
-
解決
精神分析家の矢部八重吉の略歴を知りたい。
- 回答
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当館の所蔵資料等より、以下の記述を確認しました。
・『日本心理学者事典』(大泉溥/編纂 クレス出版 2003)
p.1157-1158「矢部 八重吉 やべ・やえきち(1875~1945)」の項があり、略歴等が記述されています。
著作や参考文献の記述もあります。
・『精神分析事典』(小此木啓吾〔ほか〕/編 岩崎学術出版社 2002)
『日本心理学者事典』の参照資料として挙げられていた資料になります。
p.557「矢部八重吉」の項があり、略歴がまとめらています。
・『いかにして日本の精神分析は始まったか 草創期の5人の男と患者たち』(西見奈子/著 みすず書房 2019)
p.9-57「第一章 精神分析家の誕生―― 矢部八重吉」の項があり、晩年までのことについて詳しくまとめられています。
・『通史日本の心理学』(佐藤達哉/編著,溝口元/編著 北大路書房 1997)
『いかにして日本の精神分析は始まったか』の参考文献として挙げられていた資料です。
p.199-201「Ⅱ部 心理学研究の自立と展開 4章 実際的研究の機運:現場と心理学 5節 精神分析学への注目」の項に、精神分析学の普及を図った人物として記述があります。
参考文献は章末にまとめられています。(p.231-234)
・『日系移民資料集 北米編 第9巻』(日本図書センター 1994)
「亞郡同胞大勢一覧」の項に、簡易ですが、学生時代にカリフォルニア州大学日本人倶楽部を創立したことが記述されています。(p.26-27)
なお、創立年については本文中から確認できませんでした。
・『田中正造全集 第12巻』(田中正造全集編纂会/編 岩波書店 1978)
「四—二八 明治44年9月26日― 10月3日〔ノート〕」の項に、矢部八重吉の名前の記載があります。(p.508)
日記をまとめた巻になりますが、前後にも別の人物の名前等が羅列されるのみで、名前が示された経緯は不明です。
また、国立国会図書館デジタルコレクションより、以下の資料に記述を確認しました。
・『Who's who in Japan EIGHTH ANNUAL EDITION』(石川安次郎/著 The Who's Who in Japan Office 1919)
URL:https://dl.ndl.go.jp/pid/1699847
404コマ「Yabe, Yaekichi(矢部八重吉)」の項に、栃木県佐野町出身であることや、父親の名前、留学先の大学等についてまとめられています。
以下の資料はお調べしましたが、関連の記述を確認できませんでした。
・『栃木県歴史人物事典』(栃木県歴史人物事典編纂委員会/編集 下野新聞社 1995)
・『栃木人 明治・大正・昭和に活躍した人びとたち,とちぎ市制施行80周年を記して』(石崎常蔵/著、発行 2017)
・『栃木人 明治・大正・昭和に活躍した人びとたち 続編』(石崎常蔵/著、発行 2021)
・『日本洋学人名事典』(武内博/編著 柏書房 1994)
・『海を越えた日本人名事典』(富田仁/編 日外アソシエーツ 2005)
・『栃木県医師会史 下野医史』(栃木県医師会/編、発行 1969)
・『とちぎメディカルヒストリー』(酒井シヅ/監修指導,獨協医科大学とちぎメディカルヒストリー編集委員会/企画編集 獨協出版会 2013)
・『移民史 3 アメリカ・カナダ編』(今野敏彦/編・著,藤崎康夫/編・著 新泉社 1986)
・『野州紳士録』(金澤源太郎/編 野州新聞社 1915)
・『橡木縣名士肖像録』(遠藤永吉/編 有終社 1905)
・『下野新聞社史』(下野新聞社社史編さん室/編 下野新聞社 2004)
・『下野新聞百年史』(下野新聞社史編さん室/編 下野新聞社 1984)
・『栃木県の新聞史 上』(鎌倉亀久馬/編著 下野新聞社 1959)
・『天明鋳物と佐野史』(関根徳男/著 思門出版会 2018)
・『佐野市史 通史編 下巻』(佐野市史編さん委員会/編 佐野市 1979)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
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- 矢部八重吉
- 佐野市
- 佐野町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000335875