レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年07月18日
- 登録日時
- 2017/07/18 18:20
- 更新日時
- 2023/06/25 14:10
- 管理番号
- 1134
- 質問
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解決
米軍から返還された頃の大阪国際空港敷地内の施設についてわかる資料はあるか。平面図があればよい。
- 回答
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平面図を見つけることはできませんでしたが、こちらの資料に施設の記載がありました。
・『大阪国際空港の概況 昭和42年』運輸省大阪航空保安事務所 1967年
p.9に空港の概況として、以下のように記載があります。
「当空港施設の大部分は、米駐留軍時代につくられたものを、昭和33年日本政府に返還以来、そのまま暫定的に利用している。目下全面的整備事業が進められているのであるが、現用施設の概要は次の通りである。」
(以下滑走路等の施設の概要の記載あり)
- 回答プロセス
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■『伊丹市史 第7巻』(伊丹市史編纂専門委員会/編集 伊丹市 1973年)の索引で伊丹飛行場を検索。
・『伊丹市史 第3巻』伊丹市史編纂専門委員会/編集 伊丹市 1972年
p.526~527「拡張工事完了時の詳細はわからないが、昭和二十年の終戦時の総面積は五十六万三〇〇〇坪であった。数少ない資料にもとづいて拡張経過を推定すれば、図13のようになる。」
図13 伊丹飛行場の拡張経過
創設当時、昭和16年の拡張、昭和20年の拡張
■郷土資料の687をブラウジング
・『10年のあゆみ』10年のあゆみ編集委員会/編集 関西国際空港ビルディング 1976年
p.22~23 米軍接収下の大阪第2飛行場(伊丹飛行場)
返還は昭和33年3月18日
昭和30年頃の米軍伊丹ベースの遠景写真あり。
・『翔:大阪国際空港50周年史』大阪国際空港50周年記念事業実行委員会 1990年
p.22 写真掲載あり
「返還を待つ米軍伊丹航空基地」(昭和32年9月)
「伊丹空港基地返還後、大阪空港となる」(昭和33年3月18日)
返還時の体育館
返還後、職員宿舎となった米軍のBOQ宿舎
p.23
「国際空港へ整備をいそぐ大阪空港」(昭和33年7月)
■確認済資料
・『写真図説占領下の大阪・関西:昭和20年(1945)~昭和30年(1955)』
橋爪紳也/編著 毎日新聞大阪本社/編 創元社 2022年
- 事前調査事項
- NDC
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- 航空運輸 (687)
- 近畿地方 (216)
- 参考資料
- キーワード
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- 伊丹空港
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 伊丹の郷土・行政
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218842