レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/06/23
- 登録日時
- 2023/06/23 12:34
- 更新日時
- 2024/01/16 12:53
- 管理番号
- 2023-0024
- 質問
-
解決
第93師団歩兵第204連隊第3機関銃中隊について調べている。この部隊には長野県出身者も所属していたようだ。参考になる資料はないか。
- 回答
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以下の資料と情報を提供。
『太平洋戦争における日本陸海軍部隊要覧』
p5「陸海軍主要部隊編成表 陸軍 本土」第93師団の項目中に「歩兵第204連隊(決6665)富山」とあり。
『陸軍師団総覧』
p218「日米決戦師団の戦歴 第九十三師団」所属歩兵連隊に「第204(富山)」あり。戦歴のほかに通称号や編成時期、編成地、終戦時の所在地や歴代師団長等の情報あり。
『別冊歴史読本 第15巻第19号 = 第123号(平成2年9月)』
p158「新設された本土防衛部隊」に「第二百四連隊」あり。通称号、編成地、編成時期、終戦時の所在地、最終連隊長等の情報あり。九十九里浜におてい対上陸作戦を準備中に終戦とあり。
『千葉県史 大正昭和編』
p756「第一一四表 終戦時千葉県に配属されていた陸海軍部隊」第三十六軍第九十三師団歩兵第二百四連隊あり。兵力や所在地の記載あり。
『学校が兵舎になったとき 新装版』
p140~143「3 学校が兵舎になった-国民学校に駐屯した本土決戦部隊」p141「表2 36軍,93師団,山砲兵93連隊」に歩兵第204連隊(決6665)あり。
『穂高町の十五年戦争』
p25~37 長野県穂高町に駐留していた決部隊に関する記述中に歩兵第二百四連隊の記述あり。
『特攻隊と〈松本〉褶曲山脈』
p208~「決部隊と鉛筆部隊」に決第六六六五部隊(第204連隊)に関する記述あり。
【インターネット情報】
防衛研究所「戦史史料・戦史叢書検索」
http://www.nids.mod.go.jp/military_history_search/CrossSearch
「第93師団」で検索。
戦史史料「第93師団将校職員表S20.4.5(件名:第93師団将校職員表)」5ページ目
第93師団歩兵第204連隊第3機関銃中隊の将校(中尉・少尉)の氏名が記載されている。
松本・安曇野・塩尻・木曽 信州の地域紙 市民タイムスWEB「安曇野・有明演習場跡 刻む戦史 本土防衛へ「決部隊」が訓練」
https://www.shimintimes.co.jp/news/2021/08/post-14767.php
「決部隊は昭和19年7月に編成された。安曇野で訓練した歩兵第204連隊は、将兵ら4430人に馬が900頭ほどで、宿舎に充てられた穂高と松川、有明の各国民学校は授業を午前と午後の2部制にした。20年5月に千葉県へ向かい、そこで終戦を迎えた。」とあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 戦争.戦略.戦術 (391 8版)
- 陸軍 (396 8版)
- 参考資料
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- 『太平洋戦争における日本陸海軍部隊要覧』甲斐駿一郎 編者 新風書房 1995.09 , ISBN 4882691531 (391.2/Ka21 閉架一般 000027557)
- 『陸軍師団総覧』近現代史編纂会 編者 新人物往来社 2000.11 (396.21/Ki43 開架一般 000040363)
- 『別冊歴史読本 第15巻第19号 = 第123号(平成2年9月)』新人物往来社 1990.09 (210/B39/15-19 閉架雑誌 100035635)
- 『千葉県史 大正昭和編』千葉県 編者 千葉県 1967.03 (213.5/C42 閉架一般 000011357)
- 『穂高町の十五年戦争』穂高町戦争体験を語りつぐ会 編 郷土出版社 1987.07 (916/H96 閉架一般 060005340)
- 『学校が兵舎になったとき 新装版』千葉県歴史教育者協議会 編者 青木書店 2004.07 (210.75/C42 210.75/C42 000045808)
- 『特攻隊と〈松本〉褶曲山脈〉』きむらけん 著 彩流社 2013.07 , ISBN 9784779119118 (210.75/Ki39 閉架一般 060004957)
- 防衛研究所「戦史史料・戦史叢書検索」 http://www.nids.mod.go.jp/military_history_search/CrossSearch (2023/06/23確認)
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松本・安曇野・塩尻・木曽 信州の地域紙 市民タイムスWEB「安曇野・有明演習場跡 刻む戦史 本土防衛へ「決部隊」が訓練」
https://www.shimintimes.co.jp/news/2021/08/post-14767.php (2023/06/23確認)
- キーワード
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- 陸軍
- 部隊史
- 長野県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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【調査済】
『帝国陸軍編制総覧 第3巻』外山操 編著 芙蓉書房出版 1993.11(000030586)
p1114「第九十三師団(金沢) 決」第二百四連隊を含む所属部隊の一覧・隊長名など載っているが、機関銃中隊は記載なし。
『別冊歴史読本 第21巻第20号 = 第347号(平成8年5月)』新人物往来社 1996.05(100018217)
p170「第九十三師団」の項目あり。所属歩兵連隊として「第204(富山)」あり。
『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版 1987.12(060001016)
目次p23「第三十六軍戦闘序列 第九十三師団 p1114」とあり。
p1114「第九十三師団(金沢) 決」『帝国陸軍編制総覧 第3巻』と同じ内容。
『陸軍オール部隊名鑑 帝国陸軍編制総覧・索引』芙蓉書房出版PJT 編者 芙蓉書房出版 1988.06(060001015)
p39「第93師団(決)1014,1114」とあり。
p1114「第九十三師団(金沢) 決」『帝国陸軍編制総覧 第3巻』と同じ記述。
『近代日本戦争史事典』古賀牧人 著者名 光陽出版社 2006.04(060008509)
p594「歩兵連隊一覧〔附録〕」第二百四連隊あり。
『陸軍部隊調査表(其一~其三)』陸軍省 調整 陸軍省 1945.10(060006451)
p35 第93師団に歩兵第204連隊の項目あり。
『歩七の友 第1号-第5号(昭和44年~46年)』歩七戦友会 1969.11(100028030)
第4号p21「武勲を偲び冥福を祈る 昨秋の第百九師団追悼法要盛況 俵健次郎」元第204連隊隊長が寄稿しているが、歩兵第204連隊第3機関銃中隊に関する記述なし。
『本土決戦準備 1 関東の防衛 戦史叢書 51』防衛庁防衛研修所戦史室 著者 朝雲新聞社 1971.11(000019493)
第第204連隊が属する第36軍第93師団の本土防衛作戦の準備について記述あり。
『本土決戦準備 2 九州の防衛 戦史叢書 57』防衛庁防衛研修所戦史室 著者 朝雲新聞社 1972.07(000019499)
p91・92「第三十六軍、内地鉄道指令部、防衛築城部の編成」
『大本営陸軍部 9 戦史叢書 81』防衛庁防衛研修所戦史室 著者 朝雲新聞社 1975.02(000019523)
p34「本土の防衛強化 第三十六軍司令部の臨時編成」
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000334871