以下の資料がみつかった。
確認できた文献のうち、1915(大正4)年が一番古かったが、初出かどうかは確定できなかった。
<辞書の記述>
落合直文著 芳賀矢一改修『言泉 : 日本大辞典.第5巻』東京 : 大倉書店 , 1925.12
本館請求記号:813.1 - G34 - 5 04001997
「ふあん」の項目に、「運動競技又は活動・写真・ラジオなどを熱狂的に見物・聴取する人」と記載あり。
<新聞記事>
商用データベース「ヨミダス歴史館」による検索(検索日:2017/11/07)
・1915(大正4)年
「早慶戦復活の秋」『読売新聞』, 1915.10.1,朝刊, p.5
「球狂」の文字に「フアン」とルビが振られている。
・1919(大正8)年
野球専門雑誌「FAN(ファン)」6月号の広告 『読売新聞』1919.6.1 朝刊 p.1
「活動ファンにお馴染みの深い名女優が来朝する」 『読売新聞』1919.09.03 朝刊 映像 p.5
<雑誌記事>
商用データベース「ざっさくプラス」による検索(検索日:2017/11/07)
・1919(大正8)年)
「一人のファンとして」『野球界』Vol.9,No.8,1919-06,p.27-29
・1921(大正10)年
まつなが生「低級ファン世迷言」 キネマ旬報 No.81, 1921 p.10~10
<NDLデジタルコレクション>
大阪毎日新聞社編『最新野球戦法』大阪毎日新聞社[ほか]1923
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971678 (2017/11/24 確認)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971678/15 (2017/11/24 確認)
『野球の常識』(前慶大選手 腰本 壽)「フアンとして試合の見上手になる要素」
野球界. 9(8) 国立国会図書館/図書館送信限定 雑誌
野球界社 [編] (野球界社, 1919-06)
一人のファンとして / /p27~29
目次:一人のファンとして / 矢口達
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1584358/15 (2017/11/24 確認)
<ファンの用例>
ファン(JapanKnowledge Lib 日本国語大辞典)
http://japanknowledge.com/lib/display/?lid=2002039fa20b2hqMy7jD (2017/10/31確認)
*東京朝日新聞‐大正一一年〔1922〕五月二四日「キネマ界では何しろ世界的の名優だけに日本のファンもその風貌を待ち焦れて居り」
*明治大正見聞史〔1926〕〈生方敏郎〉政府の恐露病と日露戦争・三「其頃の少年は活動や野球のファンなどになってはゐられなかったのだ」
*故旧忘れ得べき〔1935?36〕〈高見順〉六「組織に加はったが、松下は相変らずファンであった」