レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年08月23日
- 登録日時
- 2016/08/23 15:53
- 更新日時
- 2016/12/21 17:58
- 管理番号
- 20160823-1
- 質問
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解決
神社と燈台の関係について知りたい。島にある神社の常夜燈は、燈台の役割を果たしていたと聞いたことがある。根拠となる資料を知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』10「燈台」(p.146) の項目に、説明があった。
「(略)特に諸国の廻船が大量に出入りする大坂では、安治川・木津川口のほかに住吉大社の前面の浜にひときわ高い燈明台が十八世紀中ごろに建てられ、住吉の高燈籠として名物になった。また安治川口には天保年間(一八三〇―四四)に目印山として天保山が築かれるとともに夜間の出入港船用に燈明台が新設された。そのほか江戸の関門浦賀の入口千代崎には、慶安二年(一六四九)築造の石造りの燈明台(燈明堂と呼び、この場所を俗に燈明堂の鼻と称す)があって、歴史的にも古く著名である。しかし一般の港にも低い燈籠が設けられ、また海岸近くの神社の常夜燈も同様の役を果たしていた。燈明台の構造は讃岐の琴平町の遺物や住吉の高燈籠の絵でわかるように、一般に石造の基台の上に板張りの塔を建て頂上の部屋の四方に窓をあけ、中に燈明を設置したものであった。(略)」
上記項目の参考文献として、以下の2冊が紹介されている。(本館所蔵ナシ)
海上保安庁燈台部編 『日本燈台史 : 100年の歩み』丸ノ内出版 1969
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001131433-00 (2016/08/23 確認)
西脇久夫編『燈台風土記』燈光会 1980
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001494292-00 (2016/08/23 確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210)
- 参考資料
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- 國史大辭典 / 国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1979.3-1997.4 (本館請求記号:210.033 - Ko53 - 10)
- キーワード
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- 神社
- 燈台
- 常夜燈
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000196305