レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年03月19日
- 登録日時
- 2022/03/19 16:52
- 更新日時
- 2024/04/13 11:50
- 管理番号
- 北九2022中央012
- 質問
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解決
細川忠興が小倉城築城の際、小倉城の襖絵を描いた職人について知りたいです。
- 回答
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『小倉城のあれこれ』p21~22によると
「倉府俗話伝後集に(略)建具のこと 城中、御座敷向きの御建具、御張付の絵は「雲谷等甫」という絵師出たる由。」との記述があります。
- 回答プロセス
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雲谷等甫について調べていたところ、田代等甫という人物も細川藩に関係していることが分かりました。
●田代等甫について
(財)永青文庫美術館のホームページによると
細川藤孝(幽斎)像は、
「(細川)幽斎の三回忌に夫人の光寿院が田代等甫に命じて制作させ、息子の忠興が幽斎の色紙を選んだという。(『綿考輯録』)」
なお、『綿考輯録 第1巻』(p307~308)によると
「慶長十七年壬子八月、三回御忌ニ光寿院様之御好ニ而御像并讃出来す、(略)泰勝寺ニ有之御影ハ御絵師田代等有筆也」との記述があります。
●雲谷等甫について
『広島県書画家伝』(p16)(国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/977815)によると
「雲谷等陸の男、實は等宅の第二子なり書を以つて福島家に仕ふ慶安頃の人なり。」とあります。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210)
- 日本の建築 (521)
- 参考資料
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- 大隈 岩雄/著. 小倉城のあれこれ. 小倉市教育委員会, 1959. p. p21~22 (当館資料番号 1007010040588)
- 石田 晴男/[ほか]編. 綿考輯録 第1巻. 出水神社, 1988. (出水叢書) p. p307~308 (当館資料番号 1000001371525)
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小倉郷土史学 第3巻 小倉郷土会/編
記録 国書刊行会 1982.5 分類:051 タイトルコード:1008910010991 第7冊 106頁 「小倉城/木島甚久著」第五節雲谷等甫と小倉城の襖絵 (当館資料番号 0015633514) -
城下町小倉と紫川 木島 甚久/著,馬渡 博親/編纂
北九州小倉南ライオンズクラブ 2007.3 156頁 (記録第7冊と同内容) (当館資料番号0015999998)
- キーワード
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- 小倉城
- 雲谷等甫
- 田代等甫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000313802