レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年12月02日
- 登録日時
- 2010/01/17 15:42
- 更新日時
- 2011/11/30 11:36
- 管理番号
- 相市-H21-031
- 質問
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未解決
烏骨鶏(うこっけい)に卵をコンスタントに産ませる方法について書かれている本を探している.
なければ,烏骨鶏が卵を産むメカニズム(なぜ卵を産む間隔が不定期なのか)が書かれた本でもよい.
- 回答
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烏骨鶏の産卵率を上げる方法や,産卵のメカニズムについて詳しく書かれている本を
見つけることはできず.参考までにということで,回答プロセスに挙げた資料を見ていただく.
- 回答プロセス
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相談者によると,烏骨鶏は年間で40個程度の卵しか産まないらしい.以前,乳牛にクラシック音楽を聴かせると
牛乳がたくさん取れるという話を聞いたことがあるので,烏骨鶏についても同様に産卵率を上げる何らかの方法が
あるのではないか,もしくはそのことについて研究している人がいるのではないか,とのことでした.
まずは,自館OPACにてキーワードを“ウコッケイ”にて検索するがヒットせず,範囲を広げ“ヨウケイ(養鶏)”で
検索する.
『養鶏大事典 増補改訂版』 養鶏大事典編集委員会/編 養鶏之日本社 1965 〔R646・s00654400〕
P115 に「烏骨鶏」の説明あり.卵については「年間70~80個産する」とある.烏骨鶏のみについての飼育法に
ついて記載はないが,鶏(全般か不明)の産卵率と飼料についての記述がP564にある.
『図解・だれにもできる自然卵養鶏』 渡辺 省吾/著 農山漁村文化協会 1986 〔646・s08877011〕
P68~92 に「産卵の推移を知る」,「卵の産ませ方・集め方」という項目があるが,「烏骨鶏」はない.
P91 に「産卵記録のとり方」という項目あり.この記録から,産卵低下の原因を探ることもできるとあるが,烏骨鶏
にも流用できるのか不明.
下記資料は他館禁帯資料のため,所蔵館に内容確認を依頼.
『新編養鶏ハンドブック』 田先 威和夫/(他)編著 養賢堂 1982 [R646・s07357346(相模大野)]
烏骨鶏についての簡単な説明はあるが,飼育や卵についての記述はない.
『自給養鶏Q&A』 中島 正/著 農山漁村文化協会 2009 [646.1・s29963824(相模大野)]
鶏についてのみで,烏骨鶏については全く記述なし.
『自然卵養鶏法 増補版』 中島 正/著 農山漁村文化協会 2001 [646.1・s21468251(橋本)]
鶏についてのみで,烏骨鶏については全く記述なし.
646の棚を直接確認する.
『日本鶏大観』 小山 七郎/著 ペットライフ社 1983 〔646・s04667465〕
烏骨鶏についての説明(容姿など)はあるが,卵の産ませ方など役立ちそうな記述なし.
神奈川県立図書館OPAC(KL-NET)にて、“ウコッケイ”をキーワードに県内他市の所蔵状況を確認し
取り寄せする.
『神秘の鳥烏骨鶏のすべて』 深尾 正俊/著 三水社 1992
飼育方法についての記述はあるが,産卵についてはP21の「低産卵」(年間約40個)くらいしか記述なし.
Googleにて“烏骨鶏_飼育方法_書籍”をキーワードに検索する.
・鶏冠62号;烏骨鶏の飼い方について
和歌山県の農林水産総務課による技術情報:与える水や照明時間と産卵の関係についてあり.
・烏骨鶏物語;都会での烏骨鶏の飼い方
自然卵ネットワークが刊行する「自然卵通信」に掲載中の「烏骨鶏物語」に,加筆・訂正したものを公開.
執筆者自身が烏骨鶏の養鶏をしている様子.
同じくGoogleにて“烏骨鶏_研究_産卵”をキーワードに検索する.
・ぐんまの農業研究と普及活動9号;烏骨鶏の産卵性を高めるケージ飼養管理
研究のねらい(技術の特徴)と今後の取り組みについて書かれている.
また,他にもキーワードを組み合わせGoogleにて下記ページがヒットする.
・平成19年度関東東海北陸農業研究成果情報;烏骨鶏における飼養形態の違いが産卵性に及ぼす影響
中央農業総合研究センターHPより.“烏骨鶏_産卵_飼育”をキーワードに検索.
※〔 〕内は,自館請求記号と資料コードです.
- 事前調査事項
- NDC
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- 家禽 (646 9版)
- 鳥類 (488 9版)
- 参考資料
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- 相模原市OPAC
- 『養鶏大事典 増補改訂版』(養鶏大事典編集委員会/編,養鶏之日本社)
- キーワード
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- 烏骨鶏(うこっけい)
- 養鶏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000062047