レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2019/09/19 15:47
- 更新日時
- 2023/03/31 16:41
- 管理番号
- 広県図実習2019-06
- 質問
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解決
「六日の菖蒲十日の菊」ということわざをはじめに使った人はだれか。
- 回答
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参考資料1『日本国語大辞典 第9巻』第二版【R813.1/100シ/9】
p.1077 とおかの菊(きく)
用例文として,永久百首(1116)源兼昌,峡中新聞(1872),俳諧・曠野(1689),当世書生気質(1885-86)が記載されている。
参考資料2『日本国語大辞典 第12巻』第二版【R813.1/100シ/12】
p.888 むいかの菖蒲(あやめ・しょうぶ)
用例文として,俳諧・誹諧通俗志(1716),読本・南総里見八犬伝(1814-42)が記載されている。
p.888 むいかの菖蒲(あやめ)十日(とおか)の菊(きく)
用例文として,小津桂窓宛馬琴書簡(1835)が記載されている。
参考資料3『語源海』【R812/105ス】
p.588 むいかのあやめ【六日の菖蒲】
「『平家物語11』に(略)好機を逸したことの譬えとしてみえる。のちには<十日の菊(略)>が対で用いられた。ただしこの言い方は江戸後期。(略)一般に〈六日の菖蒲、十日の菊〉の言い方はなく、幕末~明治以降の言い方。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
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- 1『日本国語大辞典 第9巻』小学館国語辞典編集部/編集,小学館,第2版,2001(p.1077)
- 2『日本国語大辞典 第12巻』小学館国語辞典編集部/編集,小学館,第2版,2001(p.888)
- 3『語源海』杉本 つとむ /著,東京書籍,2005(p.588)
- キーワード
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- 六日の菖蒲十日の菊
- ことわざ
- 慣用句
- 故事熟語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000261562