レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/04/08
- 登録日時
- 2008/11/13 02:11
- 更新日時
- 2008/11/22 14:52
- 管理番号
- 埼熊-2008-008
- 質問
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未解決
第一次世界大戦、トルコ独立戦争における実際の戦闘の様子が知りたい。戦略、戦術等、具体的に軍隊がどんな兵器を使い、どのように戦ったのか。
- 回答
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詳細な記述のある資料は見あたらなかった。関連記述のある以下の資料を紹介する。
①『オスマン帝国の海運と海軍』(小松香織 山川出版社 2002)
②『世界の軍服』(崔海源 鬼灯書籍 2000)
③『トルコ その人々の歴史』(セルマン・エルデム 帝国書院 1981)
④『オスマン帝国の近代と海軍』(小松香織 山川出版社 2004)
⑤『アジア民族革命の研究 セポイの反乱・トルコ革命』(鈴木正四 青木書店 1972)
⑥『トルコ近現代史 イスラム国家から国民国家へ』(新井政美 みすず書房 2001)
⑦『オスマン帝国の近代と海軍』(小松香織 山川出版社 2004)
⑧『新月旗の国トルコ』(武田竜夫 サイマル出版会 1987)
⑨『岩波イスラーム事典』(岩波書店 2002)
⑩『現代世界ノンフィクション全集 4』(筑摩書房 1968)
⑪『世界ノンフィクションヴェリタ 4』(筑摩書房 1978)
⑫『ケマル・パシャ伝』(大島直政 新潮社 1984)
⑬「戦史解題 18 ガリポリ上陸作戦」(『軍事研究 42巻9号』所収)
⑭「灰色の狼ムスタファ・ケマル」(『世界 1995年3月号』所収の図書紹介記事)
⑮「納得しなかった男 エンヴェル・パシャ」(『世界 1995年7月号』所収の図書紹介記事)
- 回答プロセス
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自館目録を検索し該当書架の資料を確認する。以下、回答の資料番号順。
①オスマン帝国末期の、海軍の装備について記述あり。
②武器を身に付けたオスマン帝国兵士の軍服姿のイラストがあるが、20世紀のものではなさそう。
③軍服姿の将軍、司令官の写真が数枚あるが、具体的な武器等の記述はなし。トルコ独立戦争の主導者「ケマル・アタチュルク(アタテュルク)」こと「ムスタファ・ケマル(ケマル・パシャ)」については、「第一次大戦中は、ガリポリ攻防戦で一躍世界に名を知られた。」という記述あり。
④トルコ独立戦争の記述はあるが、具体的な武器の記述はなし。
⑤「独立戦争の展開とトルコ共和国の成立(1918年~1923年)」の章に、「独立戦争の展開-東部戦線」や「独立戦争の展開-西部戦線」といった項があるが、全体的な流れの説明が中心。
⑥第一次世界大戦開戦当時のオスマン帝国海軍の動きについて若干の記述あり。
⑦「帝国の崩壊とトルコ再生」に、1915年からの流れについて記述あり。
⑧「トルコ革命」の項があるが、具体的な戦闘の内容については記述なし。
ガリポリ攻防戦については、⑩⑪にいずれも「ガリポリ戦記」(アラン・ムアヘッド著)の抄訳を所収。ガリポリ戦の詳細について記述あり。
⑫第一次世界大戦からトルコ独立戦争にかけて、ケマルが関わったいくつかの戦闘における戦術について、詳細ではないが記述あり。
《MAGAZINEPLUS》《NDL-OPAC雑索》で〈ガリポリ〉〈ムスタファ・ケマル〉を検索。逐次刊行物の内容を確認する。雑誌『世界』で紹介のあった『灰色の狼ムスタファ・ケマル 新生トルコの誕生』(ブノアメシャン 筑摩書房 1975)と『納得しなかった男 エンヴェル・パシャ』(山内昌之 岩波書店 1999)は所蔵資料なので現物を確認する。
- 事前調査事項
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調査済資料:「オスマン帝国衰亡史」(中央公論社 1998)「オスマン帝国の栄光」(創元社 1995)「イスタンブール)「NTT出版 2005」「イスタンブールを愛した人々」(中央公論社 1998)「灰色の狼ムスタファ・ケマル」(筑摩書房 1990)「西アジア史 2」(山川出版社 2002)「イスラム世界の人びと 1・2」(東洋経済新報社 1984)「世界の民族衣装」(平凡社 1985)「原色世界衣服大百科」(保育社 1980)「世界嗜好品百科」(山愛書院 2004)「オスマン・トルコ」(アリアドネ企画 1998)「オスマン=トルコ史論}(吉川弘文館 1966)「オスマン・トルコの軍隊」(新紀元社 2001)
- NDC
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- 西南アジア.中東[中近東] (226 9版)
- 戦争.戦略.戦術 (391 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- トルコ-歴史
- オスマントルコ帝国時代
- 戦略-戦史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000048918