レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/11/25
- 登録日時
- 2008/11/27 02:10
- 更新日時
- 2008/11/27 09:12
- 管理番号
- N2008Y個0132
- 質問
-
解決
平成17年以降の上告審の事件受理数とその判決結果の内訳を知りたい。
- 回答
-
ご照会の上告審の事件受理数とその結果について、『司法統計年報. 2, 刑事編』 平成17年度版、18年度版、19年度版(いずれも当館請求記号Z41-805)の3冊を調査しました。なお、2008年9月5日現在、平成19年度版が最新版です。
なお、司法統計年報はオンラインでもご覧いただけます。
裁判所サイト:http://www.courts.go.jp/search/jtsp0010(最終アクセス2008年9月5日)
上記資料中に、上告審の事件受理数の統計は存在しますが、結果と掛け合わせる統計が存在しませんでしたので、終局時の実人員である終局総人員と結果に関する統計を調査しました。掲載ページは、以下のとおりです。平成18年度版と19年度版は掲載ページ数がまったく同じでした。
○平成17年度版
「第3表 刑事訴訟事件の種類及び終局区分別既済人員-最高裁判所」pp.5
「第60表 上告事件の終局総人員-原裁判所(第一審,控訴審)別刑法犯,特別法犯及び終局区分別-最高裁判所」pp.112-113
「第64表 上告事件の終局総人員-控訴審判決と上告審結果との比較-最高裁判所」pp.116-117
○平成18年度版、平成19年度版:
「第3表 刑事訴訟事件の種類及び終局区分別既済人員-最高裁判所」pp.5
「第68表 上告事件の終局総人員-原裁判所(第一審,控訴審)別刑法犯,特別法犯及び終局区分別-最高裁判所」pp.124-125
「第72表 上告事件の終局総人員-控訴審判決と上告審結果との比較-最高裁判所」pp.128-129
上記の第3表から、平成17年度以降の終局総人員と結果を抜粋しますと、以下のとおりです。
○上告審:第一審判決に対するもの
平成17年度…総数8(上告棄却8)
平成18年度…総数0
平成19年度…総数1(上告棄却1)
○上告審:第二審判決に対するもの
平成17年度…総数2820(上告棄却2177、取下げ637、その他6)
平成18年度…総数2779(破棄自判 有罪2、破棄差戻し・同移送1、上告棄却2136、取下げ634、その他6)
平成19年度…総数2541(破棄差戻し・同移送3、上告棄却2015、取下げ518、その他5)
なお、第68表(平成17年度は第60表)では、各高等及び地方裁判所ごとの内訳と破棄や棄却の内訳(棄却の判決か決定か、決定であれば刑事訴訟法何号に基づくか)が掲載されています。また、第72表(平成17年度は第64表)では、控訴審判決(有期懲役か、有期懲役なら何年間かなど)ごとの内訳と破棄や棄却の内訳が掲載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 司法.訴訟手続法 (327 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 上訴
- 上告
- 司法統計年報
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000049291