レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/02
- 登録日時
- 2022/03/11 00:30
- 更新日時
- 2022/03/11 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210108
- 質問
-
未解決
以前読んだ本を探している。タイトルは忘れてしまったが,内容は以下のとおりである。
普段仕事で忙しい父が休みの日に家族にカレーライスを作ってくれる。カレーの中には子どもたちが好きなものが入っているが,何が入っているかわからないので,食べるときに見つけて宝探しをしているような気分になる。
- 回答
-
質問内容に合致する物語を所収した資料は見当たらなかった。
参考までに,カレー作りを主題とし,且つ父親が登場する絵本や小説を紹介した。
資料1 武田美穂/作『パパ・カレー』ほるぷ出版,2011【EH/タ】
パパのカレーの作り方が描かれている。中に入れる具の描写は具体的であるが,パパに関する説明描写はない。
資料2 さとうわきこ/作・絵『おりょうりとうさん』フレーベル館,1976【EH/サ】
仕事が休みの日に,とうさんがカレーを作る。しかしカレーを作るための鍋や野菜が逃げてしまう。また,とうさんが作ったカレーを家族が嫌がる描写がある。最後は食べてみたらおいしかったとある。
資料3 井上荒野/作,田中清代/絵『ひみつのカレーライス』アリス館,2009【EH/サ】
カレーのたねからめがはえて,カレーの木になる。主人公のフミオとおとうさんは,頑張って木を育て,お母さんがその実を使ってカレーライスを作る。
資料4 重松清/著『はじめての文学 重松清』文芸春秋,2007【913.6/シキ077】
pp.203-214「カレーライス」の項
主人公のひろしはお父さんに叱られていじけている。お父さんは毎月半ばの1週間ほど夕食を作るために早く帰ってくるが,それを「お父さんウィーク」と呼んでいる。お父さんウィークは決まって特製カレーを作る。ひろしは謝ることができないまま,お父さんのカレーを食べたので,ただでさえ甘口なカレーがよりまずく感じる。そんなとき,お父さんが風邪をひき夕食を作れなくなってしまう。ひろしは謝るかわりにカレーを作る。お父さんは,ひろしが中辛のカレールーで作ったのをみて,ひろしの成長を喜ぶ。仲直りして食べた中辛のカレーはとてもおいしく,お父さんが切った不恰好な具の野菜もおいしく感じた。
※この小説は教科書(光村図書H23~H26)に掲載された
- 回答プロセス
-
(1)当館蔵書検索で以下の条件で検索した。
・キーワード:「カレー」
・請求記号:「E(絵本)」
ヒットした資料の内容を確認したところ,資料1-3に父(パパ・とうさん・おとうさん)とカレーが出てくるが,物語の内容と合致しなかった。
(2)当館蔵書検索で以下の条件で検索した。
・キーワード:「カレー」×「父」 ※一般図書と児童図書のどちらも検索
検索した結果,資料4がヒットしたが物語の内容と合致しなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000313374