レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年03月03日
- 登録日時
- 2022/06/22 18:31
- 更新日時
- 2022/11/04 11:55
- 管理番号
- 埼久-2022-018
- 質問
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解決
前登志夫の短歌「かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳らひにけり」の解説や鑑賞が載っている本を探している。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『前登志夫(鑑賞・現代短歌 9)』(藤井常世著 本阿弥書店 1993)
p14-15に該当の歌と鑑賞の記述あり。出典は、第一歌集『子午線の繭』、初出の形あり。
『露草の青 歌の小径』(谷川健一著 冨山房インターナショナル 2013)
p160-161 該当の歌と初出の歌「かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の羞らふ陰翳」との比較あり。
『山上のコスモロジー 前登志夫論』(日高堯子著 砂子屋書房 1992)
p38-74「子午線の繭の世界」
p43-45に『子午線の繭』のなかに歌われている樹についての記述あり。樹が含まれている7首に該当の歌あり。
三枝昂之著「総論 瞑想する宇宙樹」(『短歌 2007年5月号』p60-67 角川書店 2007.5)
p62に該当の歌についての記述あり。
篠弘著「詩集『宇宙驛』からの出立」(『短歌 2007年5月号』p68-73 角川書店 2007.5)
p69に該当の歌を含む3首の歌とこれらの歌についての記述あり。
伊藤一彦著「その独自性 前登志夫という存在」(『短歌 2007年5月号』p92-97 角川書店 2007.5)
p92-93に該当の歌についての記述あり。
喜多弘樹選「前登志夫五十首」(『短歌 2007年5月号』p114-119 角川書店 2007.5)
p115に該当の歌と鑑賞(著者の独白)あり。
伊藤一彦著「前登志夫『子午線の繭』と『樹下集』」(『國文学 1988年10月号 33-12』p94-95 學燈社 1998.10)
「この一首について前登志夫自身は今年四月開催された「第四回綾シンポジウム」のパンフの中で次のように語っていた」とあり。
作者の解説と著者(伊藤一彦)の解説あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈タイトル:前登志夫〉で検索する。
『前登志夫(鑑賞・現代短歌 9)』(藤井常世著 本阿弥書店 1993)
p14に、「第一歌集『子午線の繭』はこの一首で始まる。」とあり。
2 NDC分類〈911〉の棚にあたる。
3 《国立国会図書館オンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈前登志夫 & 子午線の繭〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2022年3月3日。
- 事前調査事項
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『犬のため息』(日本文芸家協会編 光村図書出版 2004.6)『おとこ友達との会話』(白洲正子[ほか]著 新潮社 1997)『感じる歌人たち』(岡井隆編 エフエー出版 1992)他、15点。
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『前登志夫(鑑賞・現代短歌 9)』(藤井常世著 本阿弥書店 1993) , ISBN 4-89373-065-7
- 『露草の青 歌の小径』(谷川健一著 冨山房インターナショナル 2013) , ISBN 4-905194-63-6
- 『山上のコスモロジー 前登志夫論』(日高堯子著 砂子屋書房 1992)
- 『短歌 2007年5月号』(角川書店 2007.5)
- 『國文学 1988年10月号 33-12』(學燈社 1998.10)
- キーワード
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- 日本文学-評釈
- 和歌
- 前 登志夫(マエ トシオ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000317558