レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年05月29日
- 登録日時
- 2022/02/03 11:15
- 更新日時
- 2022/02/22 08:29
- 管理番号
- 中央-1-0021515
- 質問
-
解決
「若者の読書離れ」について書かれている資料を見たい。
- 回答
-
下記を紹介した。
●図書資料
(1)『高校生の読書アンケート調査結果』さいたま市立中央図書館資料サービス課[編] さいたま市立中央図書館
アンケート項目に「あなたは公共図書館をどのくらい利用していますか」「あなたは学校図書館をどのくらい利用していますか」などの質問あり。第1回(平成28年度)から第5回(令和2年度)まで実施しており、各回の調査結果を冊子にまとめている。
(2)『読書は変わったか?』加藤典洋/編集 大日本印刷株式会社ICC本部 2002年
読書習慣の変化について、世界各国の状況も交えながら、論説や座談会の形式で書かれている。
(3)『学校図書館白書 子どもの読書と学校図書館の現状と課題』全国学校図書館協議会/編 全国学校図書館協議会 1983年
p84 「9 児童・生徒はどんな本をどう読んでいるか」
「9.1 中・高校生に多い読書離れ」(p84~89)に、全国学校図書館協議会の調査をもとにした平均読書冊数や不読率のグラフ、考察がまとめられている。
(4)『学校図書館白書 2 学校図書館と子どもの読書の現状と課題』全国学校図書館協議会/編 全国学校図書館協議会 1990年
p70「児童や生徒の読書の現状はどうか」
「5.1 児童生徒の読書量はどうであるか」(p70~74)では、(3)と同じく、不読率のグラフ、考察がまとめられている。
p223には、「<資料2> 小・中・高校生と読書10年の推移」の表があり、1980年から1989年までの平均読書冊数、不読者率の推移が分かる。
(5)『ひらかた子どもの本フォーラム報告書 第2回』枚方市立図書館 1994年
p18~30 “中高校生の「読書離れ」を考える”をテーマとしたパネルディスカッションを書き起こした報告書。
(6)『メディアと日本人 変わりゆく日常』橋元良明/著 岩波書店 2011年
「2章 メディアの利用実態はどう変わったか」
「6 書籍と雑誌」(p81~90)の章に、読書時間、読書行為者率(10代ごとの年齢別)のグラフあり。
●インターネット情報 ※最終アクセス確認日 2022年2月3日
・全国学校図書館協議会ホームページ
https://www.j-sla.or.jp/
トップページ>図書館に役立つ資料>調査・研究>「学校読書調査」の結果
学校読書調査項目のうち、「5月1か月間の平均読書冊数」「不読者(5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒)の割合」の2項目について、過去31回の結果の推移が折れ線グラフで記されている。対象は小学生(4~6年)、中学生、高校生。
※最新の調査「第65回学校読書調査」の詳細は、以下の雑誌・図書に掲載されている。
(7)『学校図書館』(2019年11月号)全国学校図書館協議会
(8)『読書世論調査 2020年版』毎日新聞東京本社 2020年
・独立行政法人国立青少年教育振興機構ホームページ
https://www.niye.go.jp/
トップページ画面真ん中付近のカテゴリ「青少年教育情報ポータル」の「調査研究報告書検索」から、様々な調査研究報告書を探すことができる。
例えばキーワードを「読書活動」で検索すると、以下のような調査報告書がヒットし、PDFデータを閲覧することができる。
「子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告(速報版)」(平成31年12月 国立青少年教育振興機構)
「子どもの読書活動と人材育成に関する調査研究」【青少年調査ワーキンググループ】報告書」(平成25年6月 国立青少年教育振興機構)
・さいたま市子ども読書活動推進計画
https://www.city.saitama.jp/003/003/002/p022425.html
第四次計画
p7~9 第1章「6 第三次計画の成果と課題」
「さいたま市学習状況調査」「高校生の読書アンケート調査」をもとに、2016~2019年の読書状況が分析されており、表やグラフも掲載されている。
・論文 「若者の読書離れ」という“常識”の構成と受容
清水 一彦(『出版研究』2014年45巻 p117-138)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshuppan/45/0/45_117/_pdf/-char/ja
インターネット上で公開されている論文。
上記の論文以外にも、読書離れに関する記事を「J-STAGE」(国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する電子ジャーナルプラットフォーム)から、閲覧可能。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
検索窓に「読書離れ」などのキーワードを入れて検索すると、関連する論文を閲覧できる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 読書.読書法 (019 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 読書離れ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000311710